第十話:魔素暴走と新たな可能性
「転生したら時間を持て余せるようになった件」
第10話:魔素暴走と新たな可能性
「見えてきた……」
馬車の窓から王都の城門が見えた。
「王都って……でかいな。」
石畳の広がる王都の街並みは壮大だった。
白く輝く城壁が青空に映えている。
「修也、着いたよ。」
フィオナが微笑む。
ノアは無言で窓の外を見ている。
「……人が多いな。」
「王都だからな。」
レオンが淡々と言った。
「さ、ギルドに行きましょう。」
「その前に……」
「?」
突然、街の広場で騒ぎが起きた。
「やめてください!!」
「お前みたいな"ヴォイド"がこの街にいる資格はない!!」
振り向くと、ヴォイドの少年が路地で蹴られていた。
顔は腫れていて、目には涙が浮かんでいる。
「またヴォイド迫害か……」
セレスティアが冷たい目をする。
「やめろよ。」
「は?」
俺は速足でその場に近づく。
「何してんだよ。」
「ヴォイドが生きているのが悪い!!」
「……は?」
俺は少年の前に立った。
「――やめろって言ってるんだよ。」
「修也……」
「……火薬って知ってるか?」
俺はポケットに入れていた火薬の小袋を取り出す。
「何だそれ?」
「見てろ。」
俺は火打石で火をつける。
バチッ!!
「――!!」
火薬が弾けて炎が舞う。
「何だ……?」
「科学だ。」
俺は微笑んだ。
「魔法だけが"力"じゃないって教えてやる。」
◆ 魔素暴走事件
「――!!!」
「何だ、この魔素の濃度は!?」
ギルドの近くで突然、魔素が暴走した。
「……なんだ!?」
「暴走してる!?」
街のあちこちで魔法のランプが弾けている。
「危ない!!」
「逃げろ!!」
「修也!!」
「クロノス!!」
《時空制御を試みます……しかし、膨大な魔素により限界が発生しています》
「チッ……」
「修也、どうする!?」
「……火薬を使う!!」
「は?」
「火薬の爆発で暴走を外部に逃がす!!」
「そんなこと……できるのか?」
「やってみる!!」
俺は火薬を地面に撒いた。
「火打石……頼む……!!」
バチッ!!
ドン!!!
「――!!」
魔素の暴走が止まった。
「やった……!!」
フィオナとノアが駆け寄る。
「修也……すごい……」
「……これが"科学"か……」
◆ クロノスとの対話
「クロノス……」
《修也……これは"偶然"ではない》
「どういうことだ?」
《魔素の異常は"外部干渉"が原因》
「……外部?」
《"悪魔"が関与している可能性が高い》
「悪魔……?」
《修也……これは"試練"だ》
「……なるほどな。」
「だったら……やるしかないだろ。」
◆ ヴォイドの少年
「ありがとう……修也……」
「俺が"魔法"のない世界でも生きていける方法を見つける。」
「……俺も強くなりたい!」
「……だったら、一緒に来るか?」
少年の顔に笑顔が戻った。
◆ 事件の裏にある影
「魔素異常……これは"試練"の始まり……?」
「クロノス……何を知っている?」
《……この世界の"真実"を知る時が来るだろう》
(なら、俺が確かめるしかない)
【続く】
TEPEN作
引用は許可取らなくてもタイトルと著者名を出してくれたら大丈夫です。
オープンチャット「国なりきり及び雑談オープンチャット(国家運営)(雑談)」
https://line.me/ti/g2/kK_l1wLHjj_5IV4pR9UQCQa7cQwsCn2FeappMA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
↑早めに見れます!




