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第1話:始まり

「俺のどこがおにぎりだ」

学校の帰り道、星野太希(以降、星野)はつぶやいていた。

星野は学校に行けば、おにぎりかお米と呼ばれる毎日にイライラしていた。

「他のやつの頭もおにぎりになればなぁ」

そんなこと思ってもなるわけないのにふと口にしてしまった。

「そんなのありえないか」

「いや、お前のその願い叶えてやるよ」

うしろからその声を聞いたと同時に、星野の後頭部に強い衝撃が走り、そのまま倒れてしまった。そして謎の二人により星野は、気を失ったまま車の中に乗せられてしまった。

星野が誘拐された次の日、学校ではいつも通り普通に授業が進められていた。給食の時間に

三年三組の教室では、「笑っていいとも」を見ていた。担任の袴田が出張でいなかったのだ。

このとき足立和司(以降、和司)は、ちらっと時計を見た。十二時五十六分。

「もうじき終わりだな」

そんなことを考えながらテレビを見直すと、緊急速報のテロップが流れた。

「日本の銘柄米の産地の米蔵の米が何者かによって全て盗まれました。」

このとき、クラスのみんなは「なんだこれ」と思った。                 

すると、こうちゃんが

「この犯人星野だら」

と言うとみんな一斉に笑い出した。

「絶対星野じゃん」

「何やってんだあいつ」

リョスケや亮太が言い出すとみんなさらに笑った。

だが森島康太(以降、康太)は星野の欠席とこの事件は裏で関係してるんじゃないかと、

真面目に考えていた。少し考えていると太箸宗磨(以降、宗磨)が

「康太君、ぼ〜っとしてるけど何か考えているの?」

「いや、ちょっとね」

と適当に答えた。その後

「そんなことあるわけないか」と一人で納得し、みんなと体育館に遊びに行った。


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