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猫の神様  作者: 雨世界
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5 あ、こら、待て。逃げるな。

 あ、こら、待て。逃げるな。


「来週の今度の日曜日はさ、久しぶりにお出かけしようか?」と日和が誘って、日和と林太郎は近所にある小さな地方の遊園地に二人だけで遊びに行くことにした。

 天気は晴れ。

 真っ青の晴天。風は少しだけ吹いている。

「お待たせ」

 と言って、遊園地の前で待っていた林太郎の前に日和はやってきた。

 日和は水色のスカートを履いていた。日和の私服姿でスカートを履いている姿を見るのは、林太郎はすごく久しぶりのことだった。 

 林太郎はそのことを素直に日和に言った。

 すると日和は「林太郎くんの私服姿は相変わらずだね」と言って、いつもと変わらない冴えない普通の格好をしている林太郎のことを笑顔で見ていた。

 遊園地はすごく空いていた。

 でもそれはこの遊園地ではいつものことで、日和も林太郎もやってくる前からそのことはわかっていた。

 日和と林太郎は一通り、いつも通りのデートコースを通って(子供のころからあまり変わらない道のりだった)いつもの売店でソフトクリームを買って食べて、それから近くにあるカラフルなステンドグラスみたいな模様の屋根のある白いテーブルの上でお昼ご飯を食べた。

 二人が食べたお昼ご飯は日和の手作りのお弁当だった。(相変わらず、すごく美味しいお弁当だと林太郎は思った)

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