我々は本当の「激おこぷんぷん丸」をまだ知らないのかもしれない。
「激おこぷんぷん丸」とは、いわゆるギャル語である。
ギャルのつかう「怒る」を意味する「おこ」の進化系の一つとされる、この「激おこぷんぷん丸」はもう10年前ほどに誕生したらしい。
「激おこぷんぷん丸」は、先述のとおり「おこ」の進化系であるため、意味は「めっちゃ怒りまくっている」ということになる。
また、「おこ」の派生は「激おこぷんぷん丸」以外にも多数存在する。
最初に誕生したのは下記の6段階であるためそいつらだけ紹介する。その他を知りたい方はググってください。
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おこ
↓
激おこ
↓
激おこぷんぷん丸
↓
ムカ着火ファイヤー
↓
カム着火インフェルノォォォオウ
↓
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム
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…怒る、がおこになるのは分かるっちゃ分かる。
激おこもまぁ許してやろう。
だが、ぷんぷん丸はなんなのだ。
ギャル語に突然として現れたこの侍(多分)はなんなのだ。
ぷんぷんするな。なんだぷんぷんって。激おこなのにぷんぷんなのか。ぷんぷん程度なのか。
…まぁ次に行こう。終わらん。
ムカ着火ファイヤー。
ムカはあれだな。ムカムカする(怒)のムカだろう。
まず、ムカに着火するな。ムカは物体なのか。新事実だ。ムカは可燃性だったのか。ムカの原子があるのか。Mkか。燃焼するとMkO(酸化ムカ)になるのか。何を言っているんだ。炎まで上がるムカとは。こういうのあんま知らないから分からん。えらいひとおしえて。
カム着火インフェルノォォォオウ。
カムチャッカ半島か。ちょっと頭良さそうなんなんなん。なんなんなんになっちまったじゃねえか。どうしてくれるんだ。
あと、インフェルノォォォオウ(インフェルノ)って地獄って意味らしい。カムチャッカ半島は地獄だ、そういいたいのか。そんな意図が隠されているのか。
恐ろしや、ギャル語。
恐ろしや、カム着火インフェルノォォォオウ。
いや、待てよ。インフェルノォォォオウ。NOと最後に伸ばしているではないか。カムチャッカ半島は地獄でない、と。ォが小さいことからの必死さから推察するにカムチャッカ半島は地獄ではない！信じてくれ！ということなのか。
面白い。
まさか、そんなトリックが隠されていたとは。
最後、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム。
^ - ^
^ - ^？
^ - ^？？？
^ - ^？？？？？？？？？
…激おこをスティックにするな。棒状にするな。激おこを振り回してどうするのだ。太鼓でも奏でるのか。楽しそうだなちょっと。
ファイナリアリティはなんだ。ファイナルとリアリティをかけているのか。なぜファイナルとリアリティをかけようと思ったのだ。最後のリアリティってなんなんだ。走馬灯のことか。死ぬ間際のリアリティ的な。
そしてとどめのぷんぷんドリーム。もしや、ドリームはあの世なのか。ぷんぷん丸があの世へ旅立ったのか。激おこをスティックにして太鼓を奏でているぷんぷん丸があの世へと旅立った、ということなのだろうか。
もしや、「おこ」の進化系たちはぷんぷん丸の生涯を綴った冒険談なのではなかろうか。
おこの進化系たちは、
「おこ」として生まれた少年が「激おこ」という剣を使い、
「激おこぷんぷん丸」としてその名を轟かせている時に、
故郷のカムチャッカ半島が狙われ「カム着火インフェルノォォォオウ」(カムチャッカ半島は地獄じゃない！信じてくれ！)と叫び故郷を救い、
「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」(今まで殺しに使っていた激おこをスティックとして宴の太鼓を担当し、その生涯を終え天国に行く)という、壮絶な人生を意味しているのかもしれない。
このぷんぷん丸の生涯をギャルから日本へ発信しようということか。
素晴らしい。
「おこ」には、こんな深い意味があったのか。
ありがとう、ギャル。
ありがとう、ギャル語。
そして、
さようなら、どうか安らかに、
ぷんぷん丸。
