表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/59

第七話

ランスは捨てられていた。ガイコツ騎士の右手から、青い光の玉が産まれる。それをオルスの腹部に、押しつけた。


「ぎゃ!」 


 オルスは後ろに何度も転がる。大木に全身を打ち付けた。息ができない。何も聞こえない。ガイコツ騎士はゆっくりとランスを拾い、オルスの方へ向かってくる。

 オルスは立ち上がり、すぐに体勢を直そうとするが、足元がふらつく。目の焦点が合わない。右手に持っていたロングソードが、手元にない。


 ガイコツ騎士が駆け出す。オルスは、未だに体勢が整えられていない。

 目の前に、眩しい光が現れた。ガイコツ騎士は左手で弾じく。

 次の瞬間、ガイコツ騎士の動きが止まった。胸元から、剣先がこちらへ飛び出している。


「えっ」


 ガイコツ騎士は蒸発した。

 その後に、一人の男性が立っていた。旅人の服装だった。右手にはロングソード。腰には鞘。頬はこけ、無精髭。目は死んでいた。


 ロングソードを下ろし、オルスに背を向ける。オルスは、呆然と見ているだけだった。男性はそのまま、馬車の方へと歩いていく。

 馬車の状況は悲惨だった。増援をした兵士を含めて、四十名はいた。今はテッドを含め、五名しかいない。敵のガイコツ兵士は十体。

 オルスは、駆けつけようとした。


「来るな。お前程度では、死ぬ」


 男性に言われ、一歩も動けなかった。男性は走り出した。仲間の一人が、男性を確認する。駆けてくる男性に、剣先を向けた。だが、近くのガイコツ兵士を、一瞬で倒したのを見せつけられ、動揺する。


 男性は次々と、ガイコツ兵士を倒していく。戦っていた味方は、先程の兵士と同じく、何も出来ずに見ていた。


「なんだよ、あの剣さばき」


 オルスは呟いた。

 ガイコツ兵士が、剣を振り下ろす。男性の服に、剣が触れるか触れないか。わずかな距離で避けていた。そして、首を斬る。

 槍を持ったガイコツ兵士が、男性の胸めがけて突き刺す。だがその前に、男性は低い姿勢を取っていた。ロングソードで足払いをした。

 ガイコツ兵の両足がなくなった。仰向けに倒れる。続けざま、胸を刺す。

 全てのガイコツ兵士がいなくなったのを確認して、男性はロングソードを鞘にしまった。息一つ乱れず、汗も掻いていなかった。



前回の続き。参考にさせてもらったRPGは、ロマンシングサガ2


名作ですね。七英雄に、「アリだー!!」 そして、どうやったら勝てるのかと、頭を悩ましたラスボス。


みなさん、どうやって戦いました? 私はとある魔法を連発して、無事に勝てました。


というか、あれしか勝てない・・・・・・


良かったら評価、ブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ