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スピカ
106、スピカ
かよわい乙女の君に心を奪われた
静かな春の夜には桜の花びらが
ひらひら舞って 二人の肩に優しく落ちたんだ
隣で感じる君の温もり いつまでも・・・
苦しい君の言い訳も 名残雪のように冷たい反応
許してしまう だって こんなにも大好きだから仕方ないよね・・・?
どんな遠くにいても 光を送るあの星のように
ここから君を支えてあげるから・・・
かよわい乙女の星はスピカというんだね
頭の良い君は そっけない態度だよ・・・
「さよなら」君の口元もつむじ風のように去っていたことなんて
忘れられない だって 今もまだ大好きだから仕方ないよね・・・?
あんなに遠くにいる君の元へ あの星のように
愛という名の光を放ちたい
どんなに遠くにいても光を送るあの星のように
消えない想い 絶やさないからね・・・
乙女座の一等星「スピカ」。
黄色い光が春の夜を染めていく・・・。
僕の心も君でいっぱい・・・。
君の愛情が輝かなくなっても、
僕の愛情は光を放つ・・・いつまでも。




