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132、友


僕と君はこれまでずっとおかしくなるくらい 一緒にいたよね

学校帰り無駄にかけっこなんかしたりして 一緒に笑ったね

休日は夕暮れ過ぎても 遊び続け両親に 一緒にしかられたね

大の大人には勝てやしないのに 必死に言い訳して 一緒に泣いたね


君が遠くの街に行ってしまうと聞いて

僕はすぐさま君の元へ走って向かったんだ


今日が君との最後の日だね 想い出 語るうちに涙が溢れてくる

今日は泣かないと決めてたはずなのに 想い出には勝てないよね


僕と君はいつでもずっと飽きること知らずに一緒にいたよね

中学行って 無駄な会話で盛り上がったりして 一緒に笑ったね

ふざけて 教室の窓ガラス割ってしまい先生に 一緒にしかられたね

大人なんかこわくないと意地張り 変わらず言い訳して 一緒に泣いたね


君が遠くの街に行ってしまうと聞いて

僕はすぐさま君の元へ走って向かったんだ


今日の君との会話は何故か 何も思い付かず 沈黙襲ってくる

今日は最後だからいろいろ言いたいのに 全て喉に詰まっていた


身体が小さかったあの頃が ふと頭の中を駆け巡る

まるで走馬灯のように・・・


今日が君との最後の日だね 想い出 語り出すと涙が溢れてくる

今日は泣かないと決めてたはずなのに 君の前だとダメなみたい

今日が君との最後になるの? 少なくとも僕はまた会いたいな

いつか会えるそのときまで 僕は・・・僕は・・・君を待ってる

友よ ありがとう


友情って、すごいものだと思う。

何なら、何でも乗り越えられるような気もする。

離れ離れになっても、消えない気がする。


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