2話 終わり
今回は短いです。
というか、最近の更新しているもの全部が短くなっているような気が・・。
それと、今週と来週は作者の事情によって更新が出来ません。
申し訳ございません。
空は再びルードの懐に飛び込み拳を放ったが、その拳は空を切った。
そして、空の立っている場所で一つの爆発が起きた。
「な・・・グハ」
「遅いぞ、人間」
流石の空でも防御が間に合わず拳を突き出していた右腕は少し火傷を負い、服やズボンのあちらこちらが焦げていた。
空は視線を空中でこちらを見ているルードに向けた。
「おいおい、冗談だろ・・・」
「どうした?まさかその程度で我に大口を叩いたつもりではあるまいな」
「いや、わざと喰らってやったのにそんなことを言われるとは思ってなかったからさ」
「なんだと・・・・」
「だって、そんなことに気づかないくらい俺は鈍感じゃないぞ。それに、たかがこの程度で威張られても困るんだが」
空はそう言うと、右腕に自分が宿している力を流した。
すると、右腕が青く輝きだし、先ほど負ったはずの火傷が回復していった。
「回復の魔法か・・・・」
「魔法?なんだ、やっぱりこの世界では使えるのか」
「貴様は何を言っている」
「ああ、こっちのことだよ。まあ、この力はお前の言うとおり魔法みたいなものだ。だからこんなことも出来るんだよ」
空はそう言うと、右腕の光を手のひらに集め野球ボールくらい大きさにすると、そのまま野球のように投げつけた。
その光はルードが反応できないほどの速さでルードの顔の真横を通り過ぎそのまま天井の一部を破壊した。
「な・・・・。馬鹿な」
「どうしたよ、そんな驚いた顔をして。まさか、魔王様ともあろうものがこの程度の攻撃に反応できなかったのか」
「舐めるな」
ルードはそう言うと、連続で炎を投げつけてきた。
空は全身に青い光を纏うと、炎を弾きながらルードのいる位置まで跳躍すると拳を連続で叩き込んだ。
そして、空は止め目に蹴りを放ちルードを壁に叩き付けた。
ルードは壁に叩きつけられ、そのまま地面に落下した。
空は空中で体勢を整え、地面に着地した。
「さて、これで決着だな・・・」
「ああ、そうだな人間よ」
「いやー、楽しかったよ。まあ、楽しませてもらったお礼に何か一つだけ聴きたい事を教えてやるよ」
「貴様の名前だ・・・」
空は意外な答えに一瞬呆けた。
「そんなことでいいのか」
「ああ、我は自分を倒したものの名を最後に知りたいのだ」
「なるほどな」
空は納得すると右腕に光を灯し、顔に少しだけ笑みを浮かべながら答えた。
「俺の名前は海野 空。お前たちにとっては異世界人だな」
「そうか。では、空よ。我を打ち倒した勇者よ。貴殿と戦えよかった。貴殿なら我が主とも対等に戦えるかも知れんな」
「主?」
「ああ、我をこの地に呼び出したものだ」
「そうか。教えてくれてありがとな」
「フン、では我は別のところで貴殿の活躍を見ているとしよう。さらばだ我を打ち倒し者よ」
「ああ、さよならだ。俺の認めた敵」
空は光を溜めた右腕をルードに振り下ろした。
そして、その光は拳が振り下ろされた所を基点に巨大な柱となった。




