幕間 butterfli effct side2
『リ…ヴィ…アタン…さ…ま』
何かが呼んでいる…遠く、遠い。体の隅々が軋む、我の…我?誰が?
『わたくしでございます、あなたの眷属であるロック鳥のロッグォでございます。五百年ぶりのお目覚めと聞き駆けつけました』
何を言っている…。
『あなた様とともに…あの矮小な生き物を追い立て、喰らう…楽しみですなぁ…』
喰らう…ああ、そう言えばひどく腹が空いている。
『お目覚めになられたばかりで、お身体が動きませんか…案ずることはありません。あなた様の瘴気に呼ばれ多々の魔魚も集まりました。あの者どもを喰らうまえに…まず、そちらを…』
焦点が合わないが、わかる。
我が喰らうものが。
その先に、遠く遥かさきに光る、稀有な白き光。
あれは我の喰らうもの。
『そうでございます、あれこそがカリプテスの姫御子、あなた様の喰らう物であります…』
近きにある紅き光は…。
『あ、あれはわたくしの獲物でございます、あの柔き獲物はわたくしの…』
五月蠅い!吐き出すは咆哮。揺るがすは光差さぬ深淵の海。
『お…お許しください、理にて決まっております…アレは、アレは、わたくしの…』
五月蠅い!うるさい!煩い!ヴ…ルザ…ィ
ワェハ…グゥラウ…。
butterfli effct side
ああ、思ったより中身が早く壊れたなぁ…。
もう、本能でしか動けないか。
外身は頑丈にしてるから、ヤバイかも。
あの子たちに殺れるかな…まぁ、相討ちくらいにでもなってくれれば、この世界も丸く治まる。
蝶は羽ばたいてしまったわけだし、それ以上の介入は無理。無駄に終わってしまうかも知れないことを、頑張っている君たちには悪いけど、仕方ないよね。
それでも…目が離せないのは、いや、目なんてないけどさ、注視をしてしまうのは、地球産の魂だからかな。
自作の魂たちにでさえ、きらきらして見えるよ。
あ、リヴァイアタンに亀裂はっけーん!酷使したからね、仕方ない。
もう、壊すつもりだし治さない。
決して、目をつぶるわけでも、目をかけているわけではない。目ないし。
お疲れ様です。
四ヶ月前に始めた時から、少しずつ拾ってくださる方が
増え、ここまできました。
いつも読んで下さって、本当にありがとうございます!
少し短いエピになりましたが、災厄を起こしました。
今しばらくのお時間、三悪メンバーとお付き合い
くださいませ。('◇')ゞ




