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Mission 3

 「あっ! あの~」


 「あん? アンタら誰」


 「鷹宮優芽(たかみやゆめ)、このチームのサブリーダーよ」


 「そっ……そして私は、一応このチームのリーダーを任されました。 紗音邑灯(さねむらとも)です」


 「アンタがリーダー? なんか気合いがなってねぇな」


 「氷華(ひょうか)さん、そんな言い方は」


 「まぁ、正直無理もないわ。 一癖(ひとくせ)二癖(ふたくせ)()(そな)えている者が集まっている訳だし」


 「えっと、皆さん。 とりあえず自己紹介をお願いできますか?」


 「どうせ(わたし)らの資料(しりょう)なりもう見てんだろ? じゃあいいじゃん」


 「良くないですよ! これから仲間として皆さんと共に戦う訳ですから! 親睦(しんぼく)()ねて、どうかお願いします」


 「……嶋村氷華(しまむらひょうか)、十七歳。 (じゅう)とかの武器(ぶき)(あつか)えないが、格闘術(かくとうじゅつ)は得意だ。 よろしく」


 「えっと、私は野崎佳奈(のざきかな)と言います。 十六歳です! さ……最低限の格闘や銃の扱いはできます! でも正直苦手、てか怖いです。 ですが! 人を助けたい気持ちには自信あります! あと話す事が大好きです! よろしくお願いします!」


 「と……戸川沙耶(とがわさや)、十六歳です。 皆さんと仲良く出来たらと思います。 でも戦うの怖いです。 血も怖くて見られません。 正直お役に立てないと思います」


 「そんな事ないよ戸川さん。 私も血が怖い、てか気持ち悪くて見てられないのよ」


 「え……リーダーが、ですか?」


 「そうなの、だから、工夫してやっつけてるのよ!」


 「戸川、怖いうちは、私が守ってやる。 だから、引き続き頑張んな」


 「氷華さん、灯さん。 ありがとう、ございます」


 「うん! 大丈夫よ!」


 「……」


 「大丈夫ですか?」


 「はい、ありがとう佳奈さん。 氷川美結(ひかわみゆ)と言います。 銃が得意、てかこれしかできません。 あと話すのが苦手です。 でも仲良くなりたい気持ちはあります! よろしくお願いします」


 「神崎真耶(かんざきまや)。 よろしくです」


 「一言……えっと神崎さんは、刀、銃、格闘と全てにおいてトップの実力なんだそうです! そしてなんと十四歳! 負けてられませんな~」


 「マジか、私らより歳下で」


 「なんでも飛び級でこのチームに入ったそうです」


 「凄い! 私じゃそんなの無理そう」


 氷華と佳奈は、反応し、リーダー組を除いた二人は、驚きながらも、顔に出ていないだけだった。


 「じゃあ優芽(ゆめ)、改めて」


 「え……まぁ……鷹宮優芽(たかみやゆめ)、サブリーダーを任されました。 歳は十七。 一応刀での戦闘が一番得意。 よろしく」


 「改めまして、私がチームリーダーを任されました紗音邑灯(さねむらとも)です! 体力には自信があります! 一番はそれくらいで、他は普通かな。 あもう一つ! 皆さんの事を第一に考えます。 不束者(ふつつかもの)ですが、よろしくお願いします」


 「もう言えば、部隊名とかってあんの?」


 「それ私も気になりました!」


 「えっと、あるにはあるんだけど……」


 「なんだよ、変な名前なのか?」


 「聞いて驚いてね。 セブンスター! それが私たちの部隊名です!」


 灯は大袈裟(おおげさ)に元気よくはっちゃけ発表した。


 「え……セブンスター?」


 「タバコのやつじゃん。 しかもなんか……ダ」


 「ダメダメ! 名前は名前だし! それによく考えれば、なんか良くない!? 希望の部隊みたいで!」


 「そうかね~? てかリーダーテンション高いな」


 「まぁ、これが私なので。 よろしくね!」


 「でも良かった。 怖い人がリーダーじゃなくて」


 「でもなぁ……大丈夫なのか? 私らのリーダー」


 「そこは大丈夫よ、氷華さん。 私は灯とずっと同じチーム、部屋で常に一緒だった。 確かに、不安を感じる時はあるし、異様に元気だけど、任務は心配ないわ」


 「ふ~ん、まぁサブリーダーの優芽さんが言うなら、そうなんだろうね」


 自己紹介が終わり、少し雑談(ざつだん)をしていたタイミングで、全員のスマホにセブンスターとしての初任務の連絡が届いた。


 「よし! じゃあ皆、行こうか。 初任務(ファーストミッション)へ」

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