【第15話】◆【設定の秘宝】
無空間が誕生してから更に1光年経過したある日暗闇の無空間に混沌堕神龍の空間大破壊攻撃の第三次攻撃の大爆発が起きて、其の爆発から出現する赤色の小さな不死鳥の一つのカオストレジャーと呼ばれる馬鹿でかい宝石に変貌し無空間内に誕生した。
その秘宝カオストレジャーはかつて混沌堕神龍が自身に託した任務を遂行する為にビッグバンを起こした。
その後、赤色の小さなメトシェラ不死鳥によって全宇宙空間と呼ばれる空間を創り出し宇宙創造主が予め用意していた血液生成石、血素生成石、能力生成石、不死鳥の石によって最初の種族で宝石鬼羅族を生み出た。
その混乱に混じって降伏していた不死鳥達は新世界で弱体化した混沌堕神龍を虐殺された仲間の仇討ちを兼ねて殺害する為にその新生命体達を統治する側にまわり、宿敵の復活を待った。
そんな思惑や存在を視認出来ない秘宝カオストレジャーは其の種族に絶対君主制、惑星創造、規則を遵守する尊さ、政治等々の宇宙創造主が持っていた概念や知識を教え込んだ。
そして其の種族内から選び抜かれた皇帝であるディミトリ・フォン・ロスダニアを筆頭に宝石鬼羅族が力を合わせて惑星創造業務を行う様に命令を出した。
その絶対的な命令を遵守し彼等は其の惑星創造業務を真摯に行い数多く創り出した惑星の管理を任せる為、新たに破龍石羅族、騎龍石羅族、魔帝石羅族、魔王石羅族、神帝石羅族、惑星救済族、妖帝石羅族、妖王石羅族等の種族をカオストレジャーの赤色の不死鳥の派生として生み出したのだ。
そして彼等は其々全宇宙空間内の統治数やその他多くの問題について話し合い各種族で平和を続ける様に契約をした。
宝石鬼羅族と魔王石羅族はカオストレジャーの守護を行う事を目的としてトレジャー共同統治帝国を建国し、カオストレジャー近くの八兆もの宇宙空間を分けて共同統治したのだ。
神帝石羅族や魔帝石羅族、破龍石羅族、石鬼種族名、騎龍石羅族はカオストレジャー近くの五十兆の宇宙空間を十兆ずつ分割統治した。
その他の種族もそれぞれ統治エリアをとり決めて其れから長い期間全宇宙空間内は平和が保たれていた。各国で小規模な戦争も起こる事もあったが────
そんな中、此の物語の核、現在存在している全種族から全宇宙空間の始祖とされているカオストレジャーは自身の創り出した秩序は絶対なので完全に従い遵守する様に改めて命令を出した。
そして啓示を出しその啓示内容で此の世界の創造主である混沌堕神龍なる者が、天文殲魁・混沌・異次元永久監獄から後の世に誕生する人類の体内に侵入して、意思を乗っ取り。
其の後、強欲堕神龍という存在に殺害されて女神様という超越した狂人によって戦闘兵器として派遣されてくる異世界人が、邪悪な種を討滅して今現在、欠陥だらけの全宇宙空間のシステムを再構築する存在となり、私と合体し全宇宙空間の絶対的かつ完全な王となり、全種族の秩序、生活を生産的なものにし、怠惰な者達に自身の騎士と共に粛清を行う事で。この宇宙を素晴らしいものに変えるだろうという内容の啓示をだした。
其れと同時に第三者と呼ばれる向こう側にいる。とされている物語を始める者の存在も明かされた。
それらに備えてカオストレジャーは記録核水晶という物体の生成を開始した。
カオストレジャーの啓示を受けて全宇宙空間では降伏して、混沌堕神龍の命を狙う不死鳥達の計略で動揺が走り、各種族間で初めて意見が対立した。其の計略もあるのだが、対立した根本の原因は別にある。
というのも混沌堕神龍がカオストレジャーと結合するという啓示内容に密かに捕食しようと計画を練っていた惑星救済族と妖帝石羅族の統治者を混沌堕神龍によって種を壊滅させられ、彼の命を奪うと誓った不死鳥達が吸収し、突然カオストレジャーの所有権を我々に渡すようにと全種族に我が支配下に下るように命令を出して異世界人と呼ばれる存在を全ての惑星から見つけ出し殲滅しようと策を練り始めた。
このような愚行をしたのは復活の為に必要な憑依媒体となる異世界人を殲滅すれば混沌堕神龍を殺害できるという甘い考えを不死鳥達が持ったからである。
そんな事を知らない無知な他の種族は、此の全宇宙空間又はカオストレジャーに対する宣戦布告ともとれる宣言と愚行を認める訳にはいけない。
カオストレジャー近郊宇宙空間の守備を務めている種族、神帝石羅族と魔帝石羅族を筆頭に、彼等の発言を全宇宙空間の平和を乱し、秩序を破壊する行動であると激しく糾弾し、その宣戦布告に備える為に破龍石羅族と騎龍石羅族との同盟を締結して合従策を練り、混沌堕神龍討伐反対派閥を結成して惑星救済族と妖帝石羅族が結成した混沌堕神龍討伐賛成派閥に対して宣戦布告を行い、攻撃を仕掛けた。
其れと同時に混沌堕神龍討伐反対派閥は異世界人と呼ばれる存在がよく出現すると言われるメトシェラ星に目を付けて、現地の住民に悟られないようにメトシェラ星の外に軍事兵器を駐留させて、保護を行った。
また今まで争っていた魂石回収族との同盟締結を成功させて派閥の強化と異世界人捜索及び身柄保護の強化を図った。その後、惑星救済族が宝石鬼羅族に殲滅された事で今まで中立の立場を取っていた妖王石羅族と魔王石羅族がこのような声明を出した。
「いつか現れる混沌堕神龍は我々を狂わせ争わせる害悪である」
その声明後、二勢力は混沌堕神龍討伐賛成派閥への参加を表明した。今までは混沌堕神龍討伐反対派閥が圧倒的に優勢であったのだが、カオストレジャーの事を知り尽くして全宇宙空間の全体図を把握している魔王石羅族が敵対姿勢を示した事によって互いの戦力差は五分五分となり均衡した。
此れは同時にカオストレジャーを守護する為に建国したトレジャー共同統治帝国の崩壊を意味する事になった。
また、宝石鬼羅族はカオストレジャーの保護を行い混沌堕神龍討伐反対派閥に属し、トレジャー共同統治帝国を崩壊させた魔王石羅族とサキュバスを謀略によって殺害した罪を神帝石羅族に擦り付けて宣戦布告を行った。
混沌堕神龍討伐賛成派閥、混沌堕神龍討伐反対派閥という二つの派閥の創立種族に宣戦布告した事で宝石鬼羅族も戦争に参加する事になり、戦乱の世の幕開けとなった。
宝石鬼羅族は混沌堕神龍討伐賛成派閥と混沌堕神龍討伐反対派閥の二勢力を秩序を守らぬ、混沌の名を冠する蛮族集団と罵り圧倒的な力と物量で二勢力同時に攻撃を開始した。
宝石鬼羅族は頑丈な肉体と不老不死の権能を武器に戦い、混沌堕神龍討伐反対派閥は悪魔や天使を召喚して戦いを始めた。
一方で混沌堕神龍討伐賛成派閥は不死鳥の異能や熟練した吸魔戦術で他勢力を圧倒的な火力と優れた謀略で着実に追い詰めていった。
三勢力の戦争によって戦力関係無く ”終わらない悪夢” が本格的に始まった
もう誰も触れる事ができない ”設定の秘宝” カオストレジャーが原因で起きた戦乱が此の物語にどんな影響を及ぼすのかは、たった一人を除いて誰にも分からない。




