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第15話

拙い文章ですいません。


小説書くのって難しいですね。


よろしくお願いします。

 ハンナ!急いできてくれ!!


 ドンドン、とドアを叩く音ともに慌てた声に飛び起きる。


 ささっと身支度を整え、ドアの外の人物に何があったのかと尋ねるが、詳しい事は会議所についてから、とにかく急いで、とグイグイ手を引かれて会議所に連れ出される。


 会議所の中には、町の代表の大人たちがハンナを待っていた。


 大人たちの纏う異様な空気に、驚きつつも、その中心にいるモーリッツに話しかける。


「…モーリッツさん、あの、何が?」

「あぁ、ハンナ。こんな早くから呼びつけてすまないね。緊急事態だ。町の秘密に気づいた侵入者がいたかもしれない。」

「え?でも町には目くらましもかけてるし、侵入者がいても、騒ぎにはならないはずよ。」

「それがな、今朝私の所に家電を見せてほしいと、隣国で見せてもらったのだと、言ってきた者がいてね。家電なんて他の町や国では見たこともないし聞いたこともないはずなのに、だ。そもそも侵入者を許してしまったことも、町の周りには見張りをつけてるが誰も気づかなかったんだよ。」

「っえ?家電を?目くらましを解ける人物が侵入したということね?そもそもどこの家電が持ち出されたのかしら。」

「あぁ。おそらく、家電製作所の廃棄家電だ。だから侵入されたのにいち早く気づけなかった。これは、そこに犯人が落としていったものだと思う。」

「あぁ、失敗作が出来たときにしか行かないものね。それ、貸してもらえるかしら?」


 犯人が落としたとされる、赤い宝石のついたブローチを受け取る。


 目を閉じて、手に魔力を込めると、ぱぁっと光とともに円形の映像が映し出された。


 「これは、このブローチの持ち物がこれをつけて辿った道すじが映されてます。」


 その映像を見ると、広い書斎のような場所からお城のような廊下を渡り、城外に出ると、馬に乗って町方向へ走り、南の森林地帯から侵入し、その近くにある家電廃棄所から家電を持ち去ろうとしたところで、ブローチを落としたためか映像が途切れた。


 「これ、隣国じゃないか?」

そう言ったのは商人のベン・バイスだ。

「本当か?ベン。」

「はい、モーリッツさん。以前、うちの果物を売り込むために行ったことがあります。この風景は隣国だと。」

「そういえば、以前ハンナにしつこく言い寄っていたのって、隣国の、王子とか言ってなかったか?」

「えぇ、ホフマンさん。そういえば、彼の瞳の色と、この宝石の色、似てるわ。」

「何か、企んでいるかもしれんな。ハンナを守るぞ。」


 しかしどうするか、とモーリッツが考えていると、ルイーザから声がかかる。


「モーリッツさん、それでしたらうちでハンナを預かります。」

「いいのかい?ルイーザ。」

「えぇ。祖父の残した別荘がありますもの。犯人もそこまで特定はできないのではないかしら。」


おっとりとした笑顔で提案するルイーザに、ハンナは驚く。


「そんな、ルイーザさんにご迷惑をかけるわけには。それに、守っていただかなくてもいざとなったら…」


言いかけたところで、モーリッツに遮られる。


「いいかい?ハンナ。ハンナが魔法を使えることはできれば隠し通したい。まだハンナがそういった存在であるということは特定できていないはずだ。それに、敵は気配を消して侵入している。ハンナの家もおそらく割れてるだろう。だったら、犯人が知り得ない場所にいた方が安全だ。」


もっともな意見にハンナは町の人に迷惑をかけない最善は自分の存在を隠すことだ、と気づく。


「分かったわ。じゃあ、ルイーザさん、よろしくお願いします。」

「任せて!あまり役にはたたないかもしれないけれど、お店を休ませてエルマーも行かせるわ。それなら退屈もしないでしょう?」

「そんな、悪いですよ。」

「いや、一人でいるほうが危険だ。エルマーならハンナのことをよく知っているし、適任だな。その家について詳しい人間がいた方がいざというとき逃げ道が分かるだろう。」

「ほら、ハンナ。モーリッツさんもこう言ってるし。お店なら大丈夫よ、エルマー1人いないくらい問題ないもの。」

「分かったわ。よろしくお願いします。」


その後、町を守るための議論が繰り広げられる。


まず、侵入を許してしまった森林地帯の防御。

ハンナの魔力を込めた石を気にくくりつけ、侵入すると町全体に警報が鳴るようにした。さらに、鉄の格子を立てた。


更に、今回侵入した場所以外にも侵入できそうな場所を話し合い、その場所全てにも同じような対策を講じた。


更に更に、町の結界強度を上げ、家電の目くらましを強化した。


隣国についての情報も収集しなければならず、敵情視察に5人ほど向かわせる事にした。


いつ敵がまた動き出すかわからないためこれらの作業は急ピッチで行われた。


ハンナはエルマーと共に行動をするため、エルマーには事情が話された。


その他の町人には、混乱を防ぐため情報を伏せることに決まった。そのため、イーリスには話すことができず、頼ることはできない。


ハンナがエルマーの別荘にいる事については、不思議に思われないよう、表向きは薬草研究のため籠もりきりで作業をしたく、エルマーの協力を得ている、ということになっている。


ハンナが籠もることは度々あったため、町の人たちは不思議に思うことはなかった。




ありがとうございました!

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