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検査結果

マリに頼まれて坂崎教授の検査を受けることになった治・・・・どんな結果が出るのだろう。

あれから3日、悩みに悩んでから、玲子に


「事故の後遺症が心配だから・・・病院に検査にいきたいんだけど。」


そう打ち明けた。


驚いた玲子


「ええ〜?治ちゃん調子悪かったの?どこ?どこが痛いの?」


「いや、ちょっとめまいがしたぐらいだから・・・」


「病院教えといて!あたし仕事片付けたらすぐに行くから!」


あっさり上司の許可が出て病院へ・・・・







マリには『一応今日病院に行きます。』そうメールを返しておいた。



病院に到着すると、すでに玄関にストレッチャーと二人の看護師、そして佐藤医師が迎えに来ていた。


「柴田さん!本当にありがとうございます。教授は、もう・・・待ち切れなかったみたいです。さっそく検査室に入っています。さあ!どうぞ!」


佐藤が示すストレッチャーにはとても乗る気になれなかったので丁重に断った。



「いやあ・・・・お待ちしていましたよ柴田さん。」


坂崎教授は年のころ、おそらく40代半ばで、いかにも神経質な顔立ちをしていた。体格は学者の割に大柄でがっちりしているように見受ける。


「たぶん・・・ご期待には沿えないと思いますよ・・・」


諦め顔の治は、そう教授に告げた。







検査がほぼ終了・・・・結果を待っているときにマリが来た。


「治・・・ありがとう♪これで主人も助かったみたい!お礼にうちに食事に招待したいんだけど・・・いかがかしら?」


「ありがとう。・・・もしよければなんだけど・・・俺、今彼女がいるんだけど、その・・・一緒にお邪魔してもいいかなァ・・・」


「・・・・あらぁ♪・・・そうなの?!結婚とか・・・考えてるの?」


「うーん・・・実は上司でさ・・・そうしたいなとは・・・」


「治ちゃん?どうだったの?」


背後から急に声が・・・玲子だった。


「あ、紹介するよこちら主治医の佐藤先生の奥さんで、俺の昔からの友達のマリさん。・・・でこっちが俺の彼女で玲子。」


「・・・あ、こんにちは。柴田がお世話になってます。玲子といいます。」


「いえ、こちらこそ。此のたびは主人の為に治さんにはご迷惑・・・」


「・・・え?迷惑って・・・」


「いや!なんでもないんだ。まだ結果が出てないから、コーヒーでも飲もうよ!」


「あ、じゃあ私はこれで。食事の件OKよ♪どうぞお二人でいらしてね、また連絡しますから。」


マリは遠慮してその場を去る。


「ねぇ・・・さっきの迷惑って・・・」


「コーヒー飲むの?飲まないの?」


「・・・・飲むけど・・・」








病院内のカフェでコーヒーを飲みながら玲子が疑わしい目で治を見る。


「本当に何もないの?」


「体の事なら検査の結果がもうすぐ出るから・・・」


「違うの、さっきの迷惑をかけたって話・・・」


「・・・・・」


「あたしに内緒のしてる事があるんじゃないの?」


「・・・うーん・・・ちょっと俺変なんだ。」


「変?なにが?」


「なんか・・・怪我の治りが早いらしくて・・・それでここの教授に興味もたれちゃって、だから、検査のついでに調べさせてくれ!ってさっきの人のご主人にお願いされたって訳。教授の点数稼いどかなくちゃいけないらしくてね・・・」


「ふーん・・・・」


「何?」


「そんなお願いをきいてあげる治ちゃんってマリさんにどんな弱みがあるのかなって思って・・・」


なかなかに鋭い突っ込みだが、あらぬ心配をかけるのも得策ではない。


「弱みだなんて・・・あ、そうだその佐藤さんていうお医者さんの家に食事に招待されたから、玲子一緒にいってね♪」


「えー?!・・・あたしも?」


「だって・・・結婚あいてもいいですか?って聞いたら、ぜひご一緒にって・・・」


「行きます!!」


「え、あ、う、うん・・・じゃ、じゃあ都合がいい日教えて、セッティングするから。」


なんとなくごまかせたようである・・・・







結果は特になにも異常はなく・・・・教授は説明しながらも首をかしげ、納得しないようである。まあ身体のつくりが常人離れしているという結果にはなったが・・・・


「柴田さん・・・なにか変ったことがあれば、すぐに教えてください。まだ調べてみたい事もあるし・・・」


「仕事もありますし、暇があれば・・・ありがとうございました。」




待っていた玲子は治に結果を聞く。


「ねえ・・・どうだったの?」


「やっぱり以上なし!ちょっと丈夫すぎるだけだったよ。」


「そう♪・・・・・よかった。じゃあ今からデートしましょうか?」


「あれ・・・仕事は?」


「今日はいいわよ。どこに行く?」


「腹は減ってるかな?朝から何も食べてないから。」


「判った。じゃあ・・・何が食べたい?なんでもいいわよ。」


「・・・・なんでも?」


「ええ。」


「じゃあ・・・・玲子の手料理。」


「ええ?それでいいの?!」


「それがいい♪」


「もう・・・・わかった♪」







最近、ゆっくりと玲子と過ごせてなかった治は久しぶりに能力をヤマシイ事に使うのである。

料理を作る玲子に背後からちょっかいをだし、胸や脚・・・そして内ももを触りながら、だんだん怪しいゾーンに指を這わせる・・・・


「あーん♪・・・・ダメだって!」


まんざらでもなさそうな玲子ではあったが、そこまでで手をつかまれ強制終了。


とても美味しいディナーであった。






食事の後のバスタイム・・・・

例によって例の如く、玲子が風呂に入って5分ほどしてから加速する治。

そっと浴室に入ると・・・・


『うぉ!・・・ラッキー♪』


なんと・・・玲子は椅子に座り、大きく股間を開いていた。何をしているのか?しかも股間を除くように前には鏡があり・・・・右手には安全剃刀のようなものが。


そう・・・最近ゆっくり抱かれていなかった為に怠っていた無駄毛の処理をしていたのである。愛すべき努力を見て、思わず抱きしめそうになる治だが、その場をそおーっとあとにした。








その夜は、ゆっくり・・・・本当にゆっくり玲子を抱いた。いつものように欲望に任せて激しく抱きたいところだったが、玲子がまいってしまわないように・・・・


終わった後もやさしく抱きしめ、何度も何度もキスを交わして玲子は治の腕の中で眠りについた。


















今回も戦闘シーンはなしでした。もうしばらくお待ちください。

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