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始動
俺の名は如月翔、16歳。高校2年生。
ごく普通の高校生。学業の成績も普通。
運動神経はクラスの平均より少し上くらい。
体型も太っていないし、痩せてもいない。
もう何もかもが普通すぎて
自分でも怖いと思うくらいだ。
そんな俺はある日ーー
密室に閉じこめられた。
閉じこめられる前の記憶を遡る。
その日は11月7日。部活が終わる頃にはすっかり日が落ちて、辺りは真っ暗になっている。
19時くらいだっただろうか。俺は担任の愚痴を溢しながら下校した。
下校中、肩をポンポン、と叩かれた。俺は後ろを振り返った。その直後ーー!!
「ぐっ…!!」
顔を殴られた。俺を殴った人物はガスマスクを装着しており、顔を確認できない。もちろん性別もわからない。
立ち上がろうと体を起こそうとするも、また一発ーー
「ぐはぁっ!」
とても強い。勝てるわけがない。俺は必死の思いで助けを呼ぼうとした。
その時ーー!!
白い煙のようなものを吸わされた。
そこで意識を失い、この密室で目を覚ましたということか。
俺は密室内のベッドから体を起こすと、2人の人物が確認できた。
俺を閉じこめた犯人か?
とにかく、2人の人物に話し掛けてみることにしよう。




