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しりとり対戦

作者: 緒田 玲夜

 意味分からないと思うんですが、オチも少しあるんで。楽しんで読んでやってください。

「……!!…!!…」

あ〜もう面倒くさいなぁ。

どうしてこんな面倒くさい事をする事になったんだっけ。

っていうか何でこんなに真剣なんだよ俺。

「……!!…!!…」

あ〜面倒だな。

先程の事を思い出してみる。

『なあなありょう! 今日も暇そうだな』

いつもと同じように飛び出して来た隣のクラスの奴。

小学校からの付き合いだ。

『ああ、これといってやる事も無いからな。悪いか?』

暇だったから話をしてやる涼。

『いやいや、別に悪くは無いんだけどさ』

『(……?)』

エクスクラメーションマークが涼の頭上に出現。

レベル5ッ!

『何の用なんだよ、早くしてくれ。俺はもう眠いんだよ』

でも眠い涼。

『…そうか。でも今から僕が説明する事をすれば、眠気なんて吹っ飛んじまうって』

『用件』

『え?』

『5秒前、4、3…

(言わなけりゃあす!!)』

『分ーかった、分かった。いいか、心して聞けよ。聞き漏らすなよ』

《ギロ》

『(うわ睨まれた。眼光鋭っ!)ちぇっ。[しりとり]しよーぜ』

「(しりとり…また子供の遊びを選ぶもんだな。)」

『はあ?! 手前テメェ、ふざけんのもいい加減に…』

『ふざけてねえって。本気マジだよ』

『お前なぁこの前やって負けてただろ。又やんのかよ』

『あのな、僕はあれから勉強したんだって』

『何をだよ』

『国語だ』

『何で国語なんだよ』

『…ま、それは置いといて、』

『…』

『…? どうだ?』

『フン。少しぐらいならつきあってやる』

『よしっ! じゃあ今から始めるぞ!』

『…!!…!!……』

で、今に至る訳だ。

俺が『やる』って言っちまったんだな。

あ〜…

「…ょう、涼!!」

「何だよ」

「何だは無いだろ。無視しまくっておいて」

「で?」

「題は無い。自由だ。OK?」

「おう」

「よーい、スタートォ!!!!」

審判が耳が痛くなる程の大声で叫んだ。

「まず涼から」

涼 「林檎りんご

まずは普通に。

呉服ごふく

※織物の総称。きれ類。反物。

涼 「孔雀くじゃく

くすり

涼 「りく

あれ、睨まれてる。

あ、『く』ばっかりになってた。可哀そうだからやめとくかな。

くま

涼 「まくら

駱駝らくだ

涼 「ダリア」

あめ

涼 「眼鏡めがね

ねこ

涼 「コアラ」

「ライラック」

※高さ数10メートルにおよぶ落葉低木。

涼 「草蜉蝣くさかげろう(虫)」

うま

涼 「マカロニ」

さてと、この前までのコイツならこれ位でギブだったが。今回はどうかな?

大蒜にんにく

おっ。進歩してるじゃねえか。

これは楽しみだ。

涼 「くず

「はあ?! クズだとォ?! 確かに僕はアホだけどだなあ、」

「違う。植物だ」

しかもアホだって認めちまってるし。

「…ああ、くずじゃなくてくずね。……すまん」

芋茎ずいき

※さといもの茎。

涼 「木耳きくらげ

「げ? げ、げ、げげげげげげげげげげげげげげげげげげ…」

「キモいぞ。果てしなく」

「げ、下駄げた

涼 「鱈子たらこ

「なっなんだとォ?! 確かに僕はたらこ唇だけどなあ、」

また認めた。

おもれー。

「違う、食べ物だ」

「はあ?! 涼、お前僕の唇を食べる気なのか?!」

頭治しに行ってこい。食べるわけねえじゃねえか。

「ウザい。しりとりやめるぞ」

「えっ。こ、高射砲こうしゃほう

高射砲なんて知ってるのかコイツ。…高射砲ってなんだ?

※高射砲というのは飛行中の航空機を射撃する為の火砲です。

ほう。

涼 「馬肥うまごやし

「涼、うまごやしって何だよ」

「クローバーの事だ」

「審判、あってんの?」

「あっているよな?」

「えっ?」

「…(審判も分からない)あってます……」

(たぶん…)

ん? 今、『多分』って言わなかったか? 審判。

「〜〜〜〜。七福神しちふくじん

涼 「え…?」

審判「え…?」

その他大勢「「「「「「「「え…?」」」」」」」」

「え? 僕、変な事言った?」

「お前、『ん』ついてたぞ」

「…ぁぁあああああヴアァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「うるせえよ」

「涼、頼む、もう一度、もう一度だけ…!!」

「ウゼェ。キモい」

それから俺は全力で逃げた。

後ろから

『あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああァァァアアああああああヴアァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』

という声も聞こえたような気がしたが、無視をした。

きっと今のアイツは……。

ゾッ!!

寒気が…。

「……」

犠牲になってくれた教室のみんな、ありがとう!!

もう遅いけどな。教室かえりたくねェ。

その後俺が酷い目にあったのは、言うまでもない。

因みにあの後どれだけしりとりが続いたとしても、俺は勝ってました。(多分)

俺、ロボットですから。

……。

(どんなオチだよ)

画面の外の皆さんもしりとりには気をつけて…。

 つまらなかったでしょう。うん、うん。

 でも、最後まで読んで下さって有難う御座います!!

 因みに、コレを書くの結構楽しかったので、続編ももしかしたら、書いちゃうかもしれません。

 でわでわ〜☆!

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[一言] おもしろかったです! 後編が、みたいです〜〜!
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