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「おい!日本人のガキ!起きろ!」
そして俺の腹を蹴り、
「お前がここの奴隷だぞ!さっさと起きろ!」
痛い
「わかりました」
「ふん、使えない野郎だ!さっさと飯の準備しろ!」
「はい」
あれは黒紙仁、12歳。ここはどっかの紛争地帯でテロリストの拠点地。俺は8歳の時に両親と旅行していたら、いきなり武装した男たちがホテルに入ってきて占拠し男は殺され、女は別の部屋に行かされなんかしている。そして残された子供たちはそのまま紛争地帯のとこに行かされて少年兵として俺もその一員として入った。当時俺は何もすることもできなったから、悪い人たちのいいなりになっていた。時にはある村を襲った、ある時は俺たちを同じ子供を殺したりなどをした。
「おい!日本人まだか!」
「もうすぐ終わります」
「お前な早くしろよ!こっちは腹減っている!」
「はい」
っとこのように今は雑用として働いている。ん?
ドンッ! ドカン!
『敵襲!!敵襲!!奴らがきた!野郎ども迎え打て!』
「おいおい、今かよ、俺様まだ飯食っていないぞ。 クソッ! おい日本人お前のせいで俺様飯食えなかった!」
というと俺の腹と頭に一発ずつ殴った。痛い。
「日本人!行くぞ!武器を構えろ!」
「はい」
こうして俺はまた人を殺しに行く。
・
・
・
「はっ!ハアハアハアハア」
またか、オークを殺してから毎日見ている夢だ。前世黒紙仁の頃の記憶。
これを見ると嫌な気分になる。忘れたいとても忘れたい。俺は…
ん?そろそろお嬢様が起きる時間だ。飯の準備しないと。
「おはようございます お嬢様」
「ふわーーー、おはようロラン」
「お召替えをもってきました。」
「ありがとう。あと、エマを呼んできて着替えるから」
「はいわかりました」
さてとエマを呼びに行きますか.
「おい、お嬢様に呼ばれているぞ」
「はーい!ラロンさん」
エマ、7歳のメイドであり母さんの仲がいい同僚の娘、獣人族の兎種。
性格は素直でドジっ子、お嬢様の専用メイド
ちなみに今馬車の中でお嬢様はそこで寝ている。明日に王都につく予定。
「ロラン、ご飯できた?」
着替え終わったお嬢様がきた
「はい、今終わります」
「じゃあ、馬車の中で待っとくわ」
「わかりました」
さて、今日も頑張りますか。