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目覚めると、そこに執事の服を着ている仕事なんでもできそうな男とメイド服着ていて俺を抱えている女の人が俺を見て話していた。
「あなた男の子が生まれました。それで最近生まれたお嬢様の専用執事としてやるそうですあなた。」
「よく頑張ったマリア。その件なんだが、旦那様が嫌そうな顔していたよ。」
「なぜですか?」
「それはお嬢様がこの家で初めての女の子だから、私たちの息子がお嬢様をとられると思われているそうだ。」
「ふふふ、旦那様が考えそうですね。でも、なぜ了承したんですか?」
「そりゃあ、奥様だよ」
「あー、なるほど。確かに旦那様は奥様に尻敷かれているんですよね。」
「ここの家は表面上は旦那様が一番だが、本当は奥様が一番上だからな。」
……
え?ここはよく定番の貴族の子供で生まれてくるだろ?まあ、いいや。よくよく考えたら、貴族の子供として生まれたら面倒いし自由に動かんからな。てか、この二人赤ん坊見ながら将来のこと話している。今世の俺の親か。母のほうはマリアというのか、名前の通り優しそうな母やな、見た目は童顔で茶髪の緑色の目。美女よりで美少女のほうが似合っている。で、父のほうは簡単に言うと優男、ようは仕事できるイケメン。見た目は黒髪の青色の目。名前はなんだろう?
コンコンガチャ
「セバスいるか?話があるんだが?」
「はい、なんでしょうか?旦那様?」
はい、わかりました。名前はセバスだそうです。この人が旦那様か何しに来たんだろう?
「いやな、この前話した問題についてだがちょっとまずいことに被害規模が大きくなってな。」
「わかりました。場所移動しましょう。」
「そうだな」
「ではマリア、ロランをお願いしますよ。」
「はいわかりましたあなた、旦那様では。」
「うむ、セバス行くぞ。」
「はい旦那様。」
うわー、被害規模って人が死んだことか大丈夫かな?ってことは、異世界の定番のゴブリンかオークが襲撃しているんかな?俺早く大きくなりてー。
そんで、俺の名前ロランかいい名前じゃん、っと寝るふりしないと。
「うん?あらロランいつの間に寝たんでしょう?まあ、早速寝たんだから仕事しないと。ふふふ、ロランよい夢を。」
行ったか?行ったな、よしさてとこの間にステータス見ようか。
「OOOOO!(ステータス!)」
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ロラン:男
種族:人間族
レベル:1
HP:10
MP:1000
攻撃力:1
防御力:1
俊敏力:1
魔攻撃:100
魔防御:10000
<スキル>
『森羅万象』『従魔法』 『魔力操作』 『魔力感知』『魔導王の資質』『賢者の卵』
<称号>
なし
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えっと魔防御高すぎない?てか、魔導王と賢者って同じじゃないの?うん?
〜魔導王の資質〜
全属性の魔法を使えることができる。しかし初級中級の魔法しかできない。一定のレベルを達したら自動的に『魔導王』に昇格する
〜賢者の卵〜
付与魔法と回復魔法が使える。しかし初級中級の魔法しかできない。一定のレベルを達したら自動的に『賢者』に昇格するへーすごいな。
じゃあ、森羅万象は?
〜森羅万象〜
鑑定の最上位スキル、所持者が疑問を思ったことを自動的に鑑定をすることができる。
結構便利やな。じゃあ、従魔法は?
〜従魔法〜
魔物を使役することができる。ただし、所持者のレベルで使役するモンスターは上限あり。モンスターの相性も必要。
ふーん、レベルが高ければいいだけだし、頑張ってレベル上げしないと。
それじゃ、定番の瞑想しようか。5歳になるまで魔力を高めながらこの世界の知識を蓄えますか。
<スキル>『魔導王』と『賢者』は『魔導王の卵』と『賢者の卵』になりました。説明も変わります。