表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

決着

モリモリが撃たれた!

ユオがボッサンの隣に駆け込んで来た。

「決着をつけるぞ!」

ユオがうなずく。

2人はコンテナの両側から飛び出した!

RJが2人に気付いて撃って来た!

2人は別々のコンテナの後ろに飛び込む!

息を弾ませる2人。

ボッサンは叫んだ!

「RJ!もう観念しろ!」

「それはこっちのセリフだ!」

RJが乱射して来た!

ユオがコンテナの右から手だけ出して、立て続けに3発撃つ。

ボッサンも1発撃つ!

RJがコンテナに隠れる。

ユオが空のカートリッジを捨てて、クイックローダーで装填する。

ボッサンが様子をうかがう。

RJが飛び出した!

撃ちながら迫って来る!

銃弾の嵐にボッサンとユオは動けなかった。

「どうした!足がすくんで動けないか?」

しかし、M4のマガジンが空になった!

それを見たユオは

「チャンス!オトリになるから、ボッサン撃って!」

と言って飛び出した!

「待て!もう一丁持ってるぞ!」

と言ったが遅かった!

ユオが飛び出した時にはすでにRJは、背中に差してあったベレッタを構えていた!

ボッサンが反対側から飛び出した時には、ベレッタの引き金は引かれていた!

ボッサンが2発撃った!

1発がRJの右肩に当たり、後ろに吹っ飛んだ!

ユオに駆け寄った。

うつ伏せに倒れた体の下から血が広がってきた!

「ユオ!しっかりしろ!」

RJは這いつくばって銃を取ろうとしている。

RJがベレッタに左手を掛けた時、

「おっとそこまでだ」

と言ってボッサンは44マグナムをRJに向けた。

RJはボッサンを見ながら、ベレッタを取るか取るまいか迷っている。

「お前が何を考えてるか分かってるぜ。

俺が6発撃ったか、まだ5発かと考えてるんだろ?

実を言うとこっちもつい夢中になって数えるの忘れちまったんだ。

だがな、こいつはマグナム.44って言って世界一強力な拳銃なんだ。

お前のドタマなんか一発で吹っ飛ぶぜ。

楽にあの世まで行けるんだ。運が良けりゃぁな。...

さあ、どうする。オイ!」

RJは迷っていたが、ニヤリとするとベレッタを取り、ボッサンに向けた!

そして、1発の銃声が響いた‥




3日後

香港市内の救急病院


病室から笑い声が聞こえる

「しかし、もう駄目だと思ったよ。香典いくらにしようかって考えちゃったよ」

「ひでぇなボッサン」

ベッドの上で笑うユオ。ベットを囲むボッサンとホヘトとモリモリ。

ユオは、出血多量の為昏睡状態に陥り、生死の境をさまよったのである。

「そんな事言って、ほんとうは目に涙を浮かべて『たのむ!奇跡よ起きてくれ!』って言ってたくせに」

「それはホヘト、お前のセリフだろ」

「アハハハハ」

ホヘトを指差して笑うモリモリ。

「モリモリ~、お前もそうだ。心配したぞ。すぐ忘れたけどな」

「は~い、僕もビックリしましたよ~。気がついたら目の前にエンマ大王居が居て、地獄に来ちゃった~って思って、よく見たらボッサンだった。アハハハ」

「アハハハじゃねぇ!」

モリモリをヘッドロック!

「てっきり死んだと思ってた」

「イテテテッ。防弾チョッキ着てるの忘れてましたよ。だけど撃たれた時はすごい痛かったッスよ。余りの痛さと、倒れた時に頭を打って気絶しちゃいました。お恥ずかしい」

「こうやって笑ってられるのも、おっぱいのお陰だな」

ユオの隣のベッドにいるおっぱいにボッサンは言った。

「いえいえ、そんな事ありますって。僕が居なかったら君たち3人、今頃頭に輪っか付けて背中に羽付けてこの辺飛んでますって」

「なんかおっぱいの喋り方が普通」

「イヤ~ン♪ユオったら~♪今晩襲っちゃうわよ~♪」

「止めてくれ~。傷口が開いちゃう」


病室から聞こえる笑い声はいつまでも絶えなかった‥

ホヘトと香港警察vsRJの部下は、多勢に無勢でRJの部下たちは降参した。壮絶な銃撃戦の割には死傷者ゼロ。

ボッサンは最後にRJを殺さなかった。

そしてRJの自供により、宝石店の店主、いわゆるハゲの弟も逮捕された。



そして

捜査1課の部屋

アヤさんは病院に引き戻され、ラッキーデカ長ただ1人。

「チキショ~、みんな香港行きやがって!美味いもん食ってんだろうな~。俺も行きて~」


END


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ