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異世界バスケットボール 魔王様激love!  作者: 鴉野 兄貴
キューギって超わけわからない
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キューギだかキューピーだか知らんが

「ところで、何故頭蓋骨ではダメなのだ」


 炎魔将の言葉に由紀子がダメだからに決まっているじゃないですかと返す。

「せめて爆発炎上くらいの効果は欲しいのだけど、籠役の乙女が怪我するのは不味いかなぁと」

他の三魔将に黙ってこっそり『ばすけっとぼーる』なる『キューギ』を導入しようと決めたのにあっさり露見した水魔将は機嫌が悪い。

「なるほど。それなら納得がいくな。だがボールは複数用意してはいけない理由にはならん」

だからといってゾンビどもが一斉に自らの生首をひっこぬいて投げるのはいただけない。

「そうだ。ちゃんと得点に組み込むべきだ」パチンコかよ。風魔将。


「教えて欲しければちゃんと頭を下げて頼めば教えてやるのに」

由紀子むすめの手前、言葉を選んで水魔将に声をかける土魔将だが。

「ハイクもタイイクもドゲザして許しを請えば教えてやる可能性もあるかもしれんぞ」と言う意味である。意外とドSなジジイである。


 由紀子は水魔将の妹が淹れた薔薇茶を手に『ダメなものはダメなんです』と返答するが真面目な由紀子の説明は理を求める魔将たちには通じない。

「跳ねないんだから内臓を膨らませて」「よき案だな」「そうね。頭蓋骨よりいいかも」どうしてそういう発想になる。魔将共。

「そもそもバスケットボールという競技の名前とボールの名前が重複していて解りにくいな」


「そうだ。略して『魔王様激love!』と呼ぶのはどうか。シュートの時皆叫んでいるではないか」「あなたにしては良いわね。土の」「良いな」「採用だ」

何処も略できていません。由紀子はそういってルールを説明するのだが三魔将は更に誤解を深めるだけだった。

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