表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界バスケットボール 魔王様激love!  作者: 鴉野 兄貴
キューギって超わけわからない
12/103

基本的ルールがなっていません

「くたばれぇええええええええええええええっ?!!!!! 」

魔王直属。炎魔将『サラマンダー』の『じごくのかえん』が発動。

慌てて風魔将『シルフィード』が封印魔法で周囲の被害を軽減した。少しは遠慮しろ。炎魔将ばか!?


「ククク。血が燃える」お前には血が無い。サラマンダー。

「フハハハハ。愉快愉快」笑っている場合か風魔将。


 観戦席にて由紀子が呟く。

「魔王様。押されていませんか」「う、うむ」調子に乗って召喚しすぎたなんて言えない魔王は内心冷や汗を垂らしている。


「落ち着け。剣を取れ。陣形を崩すな。私の後ろに回れッ 」

由紀子の養父、土魔将『ノーム』が防御陣形を土魔法で作り、その横では彼の妻である上位巨人族ガイアが本来のサイズで暴れまわっている。ちなみに服も大きくなる。残念無念。


 水魔将『ウンディーネ』は嬉々として指揮を飛ばす。

「頭蓋骨足りないわよッ しゅーとしゅーと! 」

一斉にスケルトンたちが自らの頭蓋骨を投げる。

ちなみに審判は得点を無視した。ボールは一コート一つまでである。


 異世界から来た魔物、妖怪、神族たちは剣やら銃のような武器を片手に大暴れ。

それでも魔将たちの酔狂に付き合ってくれるだけましだ。

「いけッ シュートシュート! 」「おじいちゃんがんば~! 」

『子供たち』の応援が飛ぶが貴様らも手伝え。世界の危機だ。


 剣が振るわれ、蹴りが巨人を吹き飛ばし、雷が吹き荒れるシアイを収めたのは意外にも一人の女子高生だった。


「みなさん」


 由紀子は一言一句丁寧にルールを説明する。

「競技における人数制限をこえております。関係ない競技者は即刻出て行ってください」

異世界から来た悪魔や精霊や神族は一人の女子高生に頭を下げ、元の世界に帰還していった。

素直な奴らだったらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ