第四層から第五層
NAME:忍野 瞬
JOB:下忍
LV:9
EXP:0
SP:0
HP:190
MP:190
STR:8(+10)
VIT:18
INT:8
MND:18
DEX:18(+5)
AGI:78(+3)
LUK:20
SKILLS:
隠密Ⅱ 探知Ⅱ 加速Ⅱ 致命EX 投擲Ⅰ 分身Ⅰ 影魔法Ⅰ
レベル上がって早速ステータス振り分けて新スキルも取っちゃいました〜!
【影魔法】で出来ることは三つ!
一つ目は、影に入ると擬態して視認性が下がるというもの。【隠密】と合わせて使えばそうそう見破られることないんじゃないか?
二つ目は、自分の影に物体を収納出来るというもの。バックとポーチと合わせて、三つ目の収納だ。今は中型のレジ袋くらいの大きさしかないけど、スキルレベル上がったら大きくなりそうな予感。
三つ目は、影を踏んだ対象の動作を一瞬停止させるというもの。これでまた暗殺ビルドが進んだ!今は一瞬だけど、これもスキルレベル次第で時間伸びるんじゃないかな。
とまあ、便利な新入り【影魔法】くんとともに、第四層へ。
コボルトウォリアーとかコボルトシャーマンとか種類は増えど所詮コボルト。暗殺ビルドのAGIとスキルの前にはただ死体が転がるのみ。
すぐに第五層へ。前情報ではここでボス戦。ゴブリンキングとコボルトキングを同時に相手取るらしい。
第五層は石造りの広場があるだけでモンスターは出ない。けど探索者パーティーが何組も並んでる。ボス部屋が空くのを順番待ちしてるんだろうな。
順番待ちをするためには【隠密】を解かなくちゃいけない。列に並ぶとまあ、当然視線が集まる。ソロだしな。
「おい、あれ…」
「アイツ今どっから出てきた…?」
「ソロかよ。イキリか自殺志願者か…」
ボソボソと遠巻きに言われる。てか最後の陰口だろ。
「おいお前」
なんか前のパーティーの奴が声かけてきたんだが。こわ。近寄らんといてや〜。俯いて無視してると…
「おい!なあお前だよ!黙って無視すんな!」
なんか叫びながら肩掴まれたんだが!?暴力反対!
「おいよせよ。ボス部屋前では揉め事厳禁って先輩が言ってただろ」
絡んできたヤバいヤツのパーティーメンバーが止めに入ってくれてる。いいぞ言ってやれ。
「でもコイツ、ソロだぞ!死にに行くのを見てろってか?!」
「探索者は誰とパーティー組むかは自由。パーティー組まないってのがソイツの選択なんだろ」
そうそう、俺はソロがいいんだよ。
「クソッ、わかったよ」
絡んどいて謝罪も無しか!とは言わない。言ったら面倒なことになるから。
しばらく待っていると俺の番が来た。後ろからの怪訝そうな視線を無視しつつボス部屋に入る。
中はこれまた石造りのデカい広間。真ん中にはシャンデリアがぶら下がってて、それを囲むように等間隔に石の柱が建っている。光源がシャンデリアしかないので中は薄暗い。
シャンデリアの真下に…いた。ゴブリンキングとコボルトキング。
ってちょっと待て。四匹いるぞ。ゴブリンキング二匹とコボルトキング二匹…?あれ、合わせてニ匹って話じゃなかったか…。
まあいいか。やることは変わらん。このボス部屋は俺にとって都合の良い狩場だ。なんせ薄暗くてどこも影のようなもの。その上相手は図体デカいだけののろまなキング種。何体いようが変わらない。
俺は【隠密】【消音】【影魔法】で一匹のキングの背後を取り、【加速】と【致命】の一撃を首に入れる。流石にキング、一撃じゃ倒せんか。
俺はスキルを使って隠れると、また同じ個体に一撃を入れる。
「グオオオォォ…」
ドターンと大袈裟な音を立ててゴブリンキングが倒れる。まず一匹。というかこれはもう作業だな。
残りの三匹も同じように倒していく。にしてもダンジョンさん、俺の時だけ前情報と違うことすんのやめてくれない?
【キング四体同時討伐を確認しました。分身を群体に変更します】
また謎の声だよ!ていうか俺のスキル勝手に変えるな!
まあいいか。キングの魔石を四つ拾って部屋を出る。
部屋の外には広場があって、真ん中に魔法陣が光り輝いている。
おお、これが噂の転移魔法陣。五層ごとに置かれていて、ダンジョン表層の転移魔法陣と繋がっている。そのため一度でも五層分攻略を済ませたら、次からは魔法陣でスキップ出来るってわけ。便利だね。
そして第五層でダンジョン初心者卒業と言われている。第六層からはモンスターの強さや環境が大きく変わるらしい。これはどこのどのランクのダンジョンでも一緒らしい。第五層まではいわばチュートリアルだな。
ギルドに帰ってキングの魔石四つ見せたら変な顔された。
俺のせいじゃないよ…。




