鬼
これは小説とは言えないかも知れませんが、
暖かい目で見てください。
人間誰しも仮面を被って。
「姫ちゃんって性格良いよね〜!」
嘘。本当は裏で人の事悪く言う悪い子。
「姫ちゃんって小さな時からこの顔なの!?
羨ましい〜!」
嘘。この顔になるために努力したの。
「姫の奴、良い子ぶってるよな」
正解。じゃないと誰にも見て貰えないもん。
「そうそう。笑顔とか気味が悪くて俺は無理」
正解。笑わないと嫌われちゃうもん。
「俺は好きだけどなぁ。その笑顔とか可愛くね?」
嘘。心から笑ってないもん。
「姫ちゃんって、頭良いからきっと凄い人になるね!」
嘘。私なんてなれないもん。
「姫ちゃん!」
「姫」
「お前」
「あいつ」
「私」
「彼女」
「あの子」
みーんな嘘つき!
仮面の下なんて見えないし、
本音なんか見えないもん。
だから私も仮面をつけるよ。
毎日取り替えて。
今日は笑ってる顔。今日は悲しそうな顔。
怒ってる顔。嬉しそうな顔。
たっくさんみんな持ってるよ。
どんなに信用していても、元を辿れば赤の他人。
家族にだって仮面を被って本当の私は隠れんぼ。
鬼さん私を見つけてね。
早くしないと逃げちゃうよ。
一生どこかに行っちゃって、ずーっとバイバイさようなら。
…だから次は貴方が鬼さんね?
これは小説と言って良いんでしょうか?笑
初めて書いて、思い付きで書いてしまったため、ちょっと違うかもしれません。
それでも、それでも読んでくれた皆さんには感謝しています。