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第十話 選択




「川名組でのギャンブラーの立場だ。」


その言葉に組の全員が驚愕した。


「どうしてだい?」


「僕は、リベンジしたいんだ。陣間のヤツらに。ただそれだけだ。」


赤坂晨人は少し語気を強めて話した。


「成程、リベンジに燃えているんだ、良いよ。その話にのる。」


「僕の願いを聞いたんだ。君は僕に何を賭けさせたいんだ。」


真正面に座っている阿黒賢一に向かって言葉を放つ。


「赤坂さんて奴隷が好きなのかな?」


その問いに赤坂は笑いを含みながら答える。


「大好きさ。僕のことを下に見てた奴らが奴隷に落ちるさまはまさに痛快だ。」


それを聞いていた井上の顔に怒りの表情があらわれる。だが、殴る訳にはいかない。井上にできたことは血が出るほどに強く拳を握るくらいのことだろう。


「じゃあさ。赤坂さんが持っている奴隷、全部俺に頂戴よ。」


「へぇ、君も奴隷が欲しいんだ。」


「便利そうだからね。」


「良いだろう。」


これにて2人の賭ける対象が決まった。


「やるゲームはもう決めてあるのかい?」


「いいや、まだだ、これから決める。」


赤坂は手に持っていた黒い鞄の中から五枚の封筒を取り出し、机の上に並べた。


「ここにゲームの内容が記された紙がそれぞれ入ってる。君が決めろ。」


「俺が決めていいんだ。」


「あぁ、決めていいぞ。」


「ところでこのゲームの内容は誰が決めたのかな。」


「安心しろ。僕は決めていない。僕の友人にそういうのを考えるのが好きな奴がいてね。そいつに頼んだ。」


「なるほど。」


赤坂の目を見て嘘では無いと確信した阿黒賢一は中央にある封筒を手に取る。


「これにするよ。」


阿黒賢一が手に取った封筒の中には『数当て』と書かれた紙があった。


「わしらはこの場を離れるとするかの。」


二人のやるゲームが決まったのと同時に埼崎元組長が口を開いた。


「いきなりどうしたんですか?」


横にいる川名春吉が唐突にこの場を離れると言いだした埼崎元組長に質問をなげかける。


「わしらがいるとこやつらの気を紛らわすだけだろぅ。」


「確かにそうですね。」


埼崎元組長の言葉に納得した川名春吉は数台のカメラを設置して、その場にいる組員をゲームマスターという大役がある若頭を残して全員広間から追い出した。


追い出された組員は別の部屋に集まり、そこに設置してあるテレビにカメラの映像をうつして見ることとなり、埼崎元組長と川名春吉は組長室に行き、そこで二人の勝負を観戦する流れとなった。




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