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大罪と魔女シリーズ

大地の魔女と暴食

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私は魔女だけど、人間が大好きよ。

 何でもおいしそうにパクパク食べる子供達が、愛おしくてたまらない。


 私は大地の魔女だから、そんな子供達のために、せっせと土地を潤すわ。

 誰だって飢えたくはないものね。

 飢える事は辛い事。

 おなか一杯に食べられた方が良いはず。


 だから、畑仕事をしなくても作物が実るようにしてあげているの。

 きっと素敵な世界になるわね。


 でも、おかしいわね。

 どうしてみんな、そんなに醜くなってしまったの?


 以前の皆はもっと、綺麗だったじゃない。

 それじゃあ、美しくないわ。


 しなやかな肉体に、たくましい筋肉に、バランスの取れた体。


 どこに行っちゃったのかしら。


 まるでまんまるのボールみたいよ。


 もう、なってしまったのは仕方ないわね。


 そんな子供達には罰を与えなくちゃ。


 オヤツもご飯も禁止です。

 反省するまで、お食事抜き。


 うふふ、だんだん元の綺麗な体に戻ってきたわね。

 反省したのかしら。


 じゃあ、ご褒美。

 たくさんの作物をあげちゃうわ。


 あらら?

 どうしてまた、そんなに醜くなってしまったの?


 不思議よねぇ。



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