表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/67

61話 真夜中の攻防戦

部屋に戻り一息つく

ディーの手料理を食べ、風呂に入れてもらう


その後はゲームをして過ごし、夜が深まった頃学園を含む全域が停電した


外を見ると不審な光が規則的に並び校庭の地面に沈んでいった

普通の人だったら暗くて何も見えなかっただろうがディーには光が沈んでいった地面の辺りをローブを着た集団が囲み、儀式の様なことをしているのが見えた


「真っ暗」


「電気が消えたな あいつらの仕業か?」


窓に足を掛け飛び降りようとした時スマホに連絡がくる


「ディー待って蒼黒が襲撃を受けてるって」


「ああ゛?」


「生活向上部の部員は直ぐに部室に集まるようにって」


「ちっ あいつらはどうすんだよ」


「むぅ」


「ぜってぇ あいつらの仕業だろ」


「むぅ 分かった 先にあっちの様子を見る」

ディーの手を取り窓枠からダイブし、校庭に降り立つ


「気づかれたか だが二人だけなら支障は無い 殺れ」

ローブ集団の数人が襲ってきた


影鎌で切り裂いたり銃で撃つが手応えが無い

ローブ集団の傷は直ぐに治りレゼ達に向かってくる


「キリがねぇな」


「それならどこかに本体がいるのかも」


「ちっ めんどくせぇな」

手当たり次第に攻撃をすると1体だけ他のローブの集団に守られている個体がいる


「お前が本体かぁ?」

その個体に狙いを定める


ドガーン

後ろの3号棟から爆発音がして煙が立ち上る

煙の方からシャロンが現れる

シャロンも戦闘中なのかぼろぼろだ、右肩から血が出ている


「はぁはぁ レゼ ディー あなた達も交戦していたのですわね」


「っん」


「ひひひ やるねぇ この俺の拳を防ぐたぁ でも一発でそんなにぼろぼろになってちゃ持たないぜ?」

シャロンが現れた方から筋骨隆々の男が胡桃をカチャカチャさせながら歩いてくる


「デートリッヒ、お前の持ち場はここじゃないだろ 作戦通りに行動しろっていつも言ってるだろ」


「はいはい わかってるよ サーラ でも 魔力の高い奴を見ると戦いたくて戦いたくて我慢できねぇんだよ」


「戦闘狂が! 我々の目的を忘れるな」

サーラと呼ばれたローブの人物は姿を消す


「そっちの2人は魔力とは別の力を感じるな ひひひ滾るぜ」

デートリッヒは両手の拳を打ち付けると同時に胡桃が割れ筋肉が更に隆起し額から角が伸びてきた


「あなた悪魔でしたの」


「だとしたらどうなんだぁ?」

消えたように感じる程速いスピードでシャロンに向かって突進してくる


シャロンが来ると思った頃にはレゼがシャロンの前にいてデートリッヒを抑えていた


「むぅ」


「へぇ俺のスピードに反応できた奴はお前で二人目だな ちっせぇくせにやるねぇ それに吸血鬼か? あいつらの再生能力はちと厄介だぜ」


「レゼ ごめんなさい 私のせいで・・・」


「謝ってる暇無い 次が来る」


今度は影鎌で防ぎその後繰り出される全ての打撃を防ぐ


「くっ丈夫な鎌だぜ 俺の打撃を何度も防ぐとはなだが次のはそう簡単にはいかせないぜ!」

デートリッヒの拳に魔力が集まり更に筋肉の硬度が増す

またデートリッヒとレゼの攻防戦が始まる


デートリッヒの動きが不自然になり大きな隙が一瞬できる

「今ですわ!」

叫ぶシャロンの槍が光っていた


デートリッヒの懐に入り込み左腕を下から上へ肩ごと斬り飛ばす


「ぐっ 俺の腕が」

鮮血と腕が舞う

デートリッヒは反射的にレゼと距離を取る

様子がおかしい


デートリッヒの目には漆黒の大鎌を持ちゆっくりと近づいてくるレゼが死神のように映っていた


デートリッヒの頬は引きつり体が震える

「この俺がびびってるだと あんなガキに!?そんなわけ無いそんな・・・腕を斬られたぐらいでこの俺が!?」

頭で違うと否定しても心が恐怖を感じている


「し! 死神!」

デートリッヒはレゼの背後に得体の知れない恐怖が渦巻いていくのを感じた


夜空に閃光弾が光る

撤退の合図にデートリッヒはほっとする

「へへへ 残念だったな 俺の勝ちは決まってたが勝負はお預けにしとくぜ」

直ぐにでも離れたい衝動を堪え強気に叫んだ

ただ撤退するのでは彼のプライドが許さなかったからだろう


「た 助かりましたわ 精神干渉系の魔法に弱くて なんなに取り乱すとは思いませんでしたけど ふふふ」

シャロンが笑いを堪えながら話す


「あいつに何したんだ」


「動きを鈍くさせるのと精神に働きかけて恐怖を増大させる幻覚を見せましたの 案外精神の弱い方で助かりましたわ」


「でも逃げられた」


「そうですわね あの閃光弾は何かの合図だったようですし 他の方がどうなったのか気になりますわ 取り敢えずは皆さんと合流しませんこと」


「うん」

「おう」


校庭から1号棟に向かいながらスマホで部長にかける


「はぁーい 部長だよ」

「シャロンですわ 今どちらですの?」


「あー 今、本部にいるんだよね もうちょっとしたら部室に行けると思うからさ部室で待っててくれる」

そう言うと通話が切れた

かけ直しても出ない

冬真にかけるとレイと一緒で既に部室にいるらしい


「しかたありませんわ 私たちも部室に行きますわよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ