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37話 異変

「大変だっ!疫病か?」


「いや 違うようだな」


「おいっ!しっかりしろ」


「どうしたんだ!?」


「分からない 起きたら こうなっていたんだ」


何やら騒がしい

寝床から起き上がる

「むぅ」


「ちっ うるせぇな」


ほとんどの調査団員の顔色が悪くなり床に伏している

レゼ達も体が重い気がする


「何かおかしなことになってるっすね」


「無事な者は何人だ? 動ける者はクロノリガーに戻って応援を呼んできてくれ」


「ダメです 隊長、船が沖に」


「なんだと!?」

流されたのか船団は遥か遠くに見える


「クソ 一体どうなっているんだ・・・直ぐに船に残った者に連絡するんだ」


「はいっ!」


レゼは原因を探るためスキル(探知)を発動させる

「ディー 皆の生命力が吸われてるみたい」


ディーもスキル(探知)を発動させる

「島の中心に集まってるみたいだな」


生命力の流れを追うと島の中心にある大岩にたどり着いた

昨日とは違い、大岩は青白く光り、魔法陣が浮かんでいる


「ここに集められているみたいっすね」


魔法陣に配置された九つの円が順々に光っていく

まるでエネルギーが溜まっていくのを知らせているようだ


「とりあえず壊してみるか」

ディーが魔法銃を撃つがそれも吸収されてしまう


「ちっ」

大岩を殴ってみたりするが傷一つ付かない


「ダメっすね」


「むう」


「どうもシステム状壊せないみたいっす」


「なんだよそれ」


そうこうしているうちに最後の円が光ると島全体が揺れ始める


「今度はなんだ」


小さかった揺れが大きな揺れに変わると島が浮き上がり動きだした

左上には制限時間が表示されている

『調査団を時間内に島から脱出させよう』の文字が現れ消えた


「唐突に始まったな」


「突然始まるタイムアタックはゲームではありがちの展開っす」


「そうなんだ」


「さぁ ぐずぐずしている暇は無いっす 拠点に戻ってみるっす」


「おう」


「うん」


拠点に戻ると船団に残した人達がエアーボートで動けなくなった調査団を救出していた


「大丈夫か」


「手を貸してくれ こっちにも動けない人がいるんだ」


「わかった」


「救出 結構進んでるっすね」


また島が揺れる

ゴォォ

他の突き出た岩から炎に包まれた岩が飛び散り拠点に降り注ぐ

「うわぁ 燃えた岩が飛んできた」


「くっ 気をつけろ!」


飛び散った岩が次々と雨のように降り注ぐ


「あれを壊して調査団を全員エアボートに乗せればクリアになるのか?」

ディーは両手に魔法銃を錬成する


「分からないっすけどやる価値はあるっす」


「ん 僕も」

影双剣を作る


「数が多いな、機動力を上げてみるか」

魔法銃の形が変わりマシンガンのようになる


魔法銃は弾を連射し降り注ぐ炎の岩を破壊していく

レゼも影双剣を操作し刀身から無数の刃を放つ

海に落ちた炎の岩は瞬時に固まり小さな陸を作った


調査団が全員エアボートに乗り込み島からの脱出に成功する

「お前さんも早く逃げるんだ」


エアボートが船団に到着し、レゼ達も船団と合流しようとした時、再び島が動きだした


「な、なんだあれは」


海面から巨大な頭が浮上し、船団に向けて灼熱のブレスを吐く


「危ない!」

レゼが影で船団を引っ張りブレスの軌道から外す

ブレスの軌道状は轟音と共に海が蒸発し、まるでモーセの海割りの如く海が真っ二つになったが船団は寸前の所で直撃を免れた


「大丈夫か?」


「うん」

炎の岩で出来た小さな陸に着地すると戦闘開始ムービーが流れ、スピットタートルと表示された


「この島、魔物だったんすね だから船が流されたわけじゃなく島自体が動いてたんっすね 一晩で出来たって噂も納得っす」


スピットタートルが炎の岩を飛ばしてくる


「同じ手は通用しないぜ」

魔法銃を連射し全て破壊する


レゼは刃を飛ばし突き出た岩を破壊する

「壊せた?」


「今は壊せるみたいっすね あの大岩もやっちゃってくださいっす」


「ん」

影双剣に先程よりも力を込め刃を飛ばすがスピットタートルのブレスで相殺された


「むぅ」


「そう簡単には殺れねぇか」


スピットタートルは先程のブレスでエネルギーを使い果たしたのか攻撃を止めて頭を引っ込めた、すると魔法陣が浮かび光り始めた


レゼ達に軽い脱力感が襲ってきたが気にせず刃を大岩に放つが刃は大岩に吸収されてしまった

「むぅ」


「魔法陣が光っているときは無理みたいだな 一旦様子を見るか」


「おーい お前さん達ひとまずこっちに戻ってくれ」

船団から声をかけられる


レゼ達は武器を仕舞い船団の隊長が乗っている船に乗り込む


「さっきは助かった ありがとう まさか島が魔物だったとは思わなかったよ」


「さっそく本題だが、君たちに戻ってもらったのは我々が立てた作戦に参加してもらいたいからだ

いいか、スピットタートルはエネルギーを吸収している間はあらゆる攻撃を吸収してしまう、だが充電が終わった時がチャンスだ」


「そうなのよ そこで2チームに別れてスピットタートルを倒しましょうってわけなの まず後衛チームは離れた場所で待機し、もしもの時にそなえる 前衛チームはスピットタートルの注意を反らしつつ攻撃し止めをあなた達にお願いしたいのよ」


「かなり危険なのは承知だが君たちにしか頼めないんだ 宜しく頼む」


「そう言うことなら殺ってやるぜ」


「もともとそのつもり」


「やる気十分っすね」


「よし作戦決行だ 各団員配置につけっ!」


「はい!!」

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