入試2
2作目の作品になります。
火・金の23時に投稿予定です。
稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いです。
そして順番が自分達の番になりイリーナが試験官と対峙します。
うん、剣も槍も父グロールと伯父のバロールに時間があれば鍛えられてるからな…。
そう思いながらも試験を眺めますが、イリーナは苦も無く3人目を突破し4人目と対峙しています。
とはいえイリーナが得なのは短剣やナイフ、そして弓なので剣と槍はいつもと勝手が違うのでしょう。
4人目の試験官とそれなりに戦えましたが経験の差でしょうか、結果的には負けてしまいます。
チョット不機嫌なイリーナにお疲れと声をかけて木剣を片手に試験官と対峙します。
戦って見て気付いたのですが、1人目は多少剣を知っている人、2人目は訓練を受けた人、3人目は実戦経験がある人、4人目は兵士としてそれなりに腕に覚えがある人と言った感じでしょうか。
とはいえ、父グロールや叔父のバロールを相手に訓練をするのに比べると物足りない感じで4人目までは難なく突破します。
「いや~、この試験で受験性が5人目まで来たのは数年ぶりだね~」
そう言って5人目の人が笑顔で歩み出てきます。
4人目の人より若い人だな~、大体20代後半って感じかな…。
「そうですか? そんなに受験生の質って低いんですか?」
「そうだね~、毎年4人目まで到達する受験生は数名居るけど、5人目の自分が出るのは数年ぶりだね。 僕は王国近衛騎士団、小隊長をしているフラン。 フラン=ウィムール、これでも法衣だけど騎士爵を頂いているんだ」
「そうですか、自分はラル=ドグレニム、一応騎士爵の嫡子です」
そう言って剣を構え対峙しますが、4人目までと違い、明らかに隙が無く、父グロールとかと対峙している感じの圧力を感じます。
「うん、君は身体強化も使いこなせてるよね? こっちは完全防備だから遠慮せず全力でかかってきていいよ」
そう言って爽やかな笑顔を浮かべるフランさんですが、目だけは真剣そのものです。
体内の魔力を全身にくまなく循環させて身体強化を行い、一気に地面を蹴って間合いを詰めて斬りかかります。
初撃を受け止められ、2撃、3撃と剣戟を繰り出しますがフランさんの木剣にはじかれ、受け流されてしまいます。
「う~ん、僕は舐められてるのかな~? 本気でって言ったんだけど…。 君まだ本気じゃないよね?」
そう言ってフランさんは木剣をブラブラさせながら少し落胆した感じの言葉を発します。
「本気ですか…。 これでも結構本気なんですが」
「そうかい? 僕にはまだ本気を出していないように見えるけどね…」
そう言った直後、フランさんが一気に間合いを詰めて斬撃を繰り出します。
かろうじて木剣で受け止めはしましたが、2撃、3撃と受け止めるのがやっとと言った感じです。
これうちの父より強いんじゃないの?
そう思いながらも一旦間合いを空けて再度構えなおすと、再度全身に魔力を流し込み身体強化をします。
とは言え先ほどに比べ大量の魔力を流し込み身体が耐えられる限界まで強化をし、木剣にも魔力を流し強化をします。
地面を蹴ってフランさんに斬りかかると、先程よりも身体強化をした為か、2撃、3撃と打ち込む度に自分が若干押し気味になります。
とはいえフランさんはまだまだ余裕と言った表情で剣を受け流しているので、一旦間合いを取った瞬間、即座に身体強化を更にしたうえで斬りかかります。
バキン!!
一瞬何が起きたのか分かりませんでした。
斬りかかった瞬間、フランさんの魔力が膨れ上がったのは分かりましたが、その後剣が胴に吸い込まれるかと思った瞬間、フランさんの姿が消え、手に持つ剣に衝撃が走ったのは理解できましたが、自分の前に居たはずのフランさんは後ろに居て、木剣は真ん中ぐらいで折れています。
「いや~、驚きだね、まさかこの試験で一瞬とは言え本気を出させられるなんて」
そう言って笑いながら過剰な身体強化をした為に全身が悲鳴を上げている自分に笑顔で声をかけてきます。
どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?
と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。
そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。
拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。
あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。
また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。
尚、集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~、も絶賛連載中です。
是非ともこちらもご覧ください。