王都へ
2作目の作品になります。
次回以降、火・金の23時に投稿予定です。
稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いです。
父グロールの治める領地から馬車に揺られること10日間、王都パルンに到着します。
馬車でなく馬で走れば5日もあれば着くのですが貴族ともなると例え下位の騎士爵でも馬車で移動するのが普通だそうで、馬での移動は緊急時以外だと他の貴族たちから見下されるそうです。
なんか貴族ってめんどくさいね…。
そして本来貴族は王都に屋敷を持っているのが普通なのですが、騎士爵程度だと屋敷と言うより普通の家に毛が生えた程度の物ですが、父グロールの領地経営手腕が良いのか、それともただ領地に恵まれているのか、普通の騎士爵家に比べ多少は良い屋敷を持っています。
王都パルンに到着し王都屋敷に荷を下ろすと、王都屋敷の使用人2人が自分とイリーナを迎え入れます。
馬車から見た王都の風景は、領主館がある町とは違い、道に人が溢れ、大きな店がある区画、お洒落な店が並ぶ区画、市が開かれて多くの品が売られている区画など様々な区画があり、とても活気があるような感じです。
屋敷について使用人が用意したお茶を飲みながら一息つくと、父グロールが自分とイリーナに王都の説明と今後の予定を話し出します。
まずは王都についての説明を受け、地図を見ながら屋敷の場所や学園の場所、そして商業区画などの説明をしてくれます。
流石に田舎町とは違い王都は数十万人が住む町と言うだけあってとても広く、説明を受けただけでは理解が出来そうにありません。
まあとりあえずは屋敷から学園までの道を覚えておけばいいか。
そんな事を思っていると父グロールから衝撃的な事実を知らされます。
どうやら各学園は全寮制だそうです。
なので学園から出る事ができるのは、週に1日ある休養日と夏休みと冬休みだけとの事です。
あれ? てことは気軽に近くの森に狩に行けないの?
そんな疑問を口にしますが、父いわく王都パルンの近隣は開拓されつくし、魔物はおろか獣もほとんどいないとの事です。
そして冒険者ギルドの本部もあるそうですが、王都のギルド本部に居るのは、有事に備えて待機している上級冒険者と、護衛専門の依頼を受ける冒険者、そして雑用などをして生活をしている低級ぐらいだそうです。
まあ学園を卒業するころには15歳になってるので本部でギルド登録だけして後は王国内の町などにあるギルドに行って依頼を受ければ良いと父グロールは言ってますが、なんか3年間退屈な日々が確定したような気がします。
その後、王立学園入試の日程などを説明されますが、入試は3日後、そして結果発表が10日後、入学が15日後との事です。
そして入試に関しても不思議な事に、試験はすべて同一の内容の筆記と実技をおこない、その上で試験結果の上位者から入学する学園を選ぶことが出来るそうです。
なんかそんな事をしたら、剣に自身がある人が騎士学園に入学出来ずに魔法学園に入る羽目になったりしないかという疑問が沸き上がりますが、騎士学園と魔法学園、中等学園の定員は最低ラインをクリアすれば無制限に受け入れをし、総合学園、高等学園は定員制のようです。
それで父グロールは自分が総合学園に入学したいと言った時に反対しなかったのか…。
位置づけ的には上位に位置する訳だし、反対する理由は無かったんだな。
そんな事を思いながらも、各学園共通の決まり事などが書かれた紙を渡され目を通しておくように言われます。
う~ん、学園共通のルールか…。
めんどくさいルールとか無いといいんだけどな。
どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?
と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。
そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。
拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。
あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。
また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。
尚、集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~、も絶賛連載中です。
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