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転移だね!
目が覚めたら俺は、雲の上で和式トイレの上に座っていた。
「なんだ、夢・・・か。」
「そんなわけなかろう!」
「その声は・・・茜!?」
なんと目の前で茜が中に浮いているではないか。やはり夢・・・か。
「いい加減現実から目を背けるのをやめんか」
茜は少し笑いながら、軽く頭を小突いてきた。
「ごめんって。ところでこれはどういうことなの?」
「そうじゃな、お主は死んでしまったのじゃ」
「ええ!?あんなに丁寧にお尻に迎え入れたのに!?」
「そうじゃ。そしてトイレの神様に好かれたお主は異世界に転生することになったのじゃ、そして洋式トイレをいつでも使える加護を受け取ったという訳じゃ」
「それじゃあ僕は一生このままですか!?」
「申し訳ない、そうだ」
こうして僕は、異世界に転生することになった。