第11話 夜の運動
「ふぅ、食った。それで、達也?
お前、いままでどうしてた?」
食事を終え、リビングで寛いでいるとふいに和眞が達也に問い掛けた。美乃はソファに寝転び和眞に膝枕をしてもらい小さくなっている十六夜をモフりながら、リビングのテレビで某劣等生を鑑賞している。
「ん?いままで?
いままでって、さっき会うまでに何があったかって事か?」
「そうだな。教えてくれよ」
「うーん、まあ良いけど。
まず、光の勇者(笑)と不良(笑)に落とされるだろ?その後、変な熊に襲われて狼に助けて貰って、その後変な部屋に入って、ネーミングセンス無いエリクサー飲んで、元々俺の中にあった神の因子に反応して覚醒して神皇になって、次にキチレベルのダンジョンを蹂躙して、終わりのセr……ゲフン、裏切乃熾天使って奴をぶっ殺して攻略完了して、十六夜が生まれて、いろんなアイテムを造って、外にいる神楽が生まれてダンジョンから出た。
その後、またキチレベルダンジョンにでて、モンスター狩りまくって、外にいた大和を眷属にして、街に行ったら攻撃されて、それを軽くボコって、冒険者登録して、糞国王とエレーナに出会った。んで、忍〇忍に似てる義妹ができて、街を襲ったモンスターの大群を一人でぶっ殺して魔人を拷問してぶっ殺して、国王以上の権力を持つ貴族になって、吸血鬼のロリ女王と友達になって、エレーナを学園に送ることになって、あのバカに絡まれて今にいたる。
何か質問は?」
達也は和眞の質問に一気に答えた。
そして、それを聞き終わった和眞は大きく息を吸うと
「疑問ばっかじゃ!ボケえええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
超大音量で叫んだ。普通の人間なら即死するレベルの威圧付きで。
「何だよ!神皇って!まず、そこだよ!神になったって何!?頭イッテんの?ばかなの?
それに次!完全にアカン事言おうとしたろ!それにキチレベルってどんくらいだよ!
次!忍野〇似の妹ってなんじゃあああ!!!なぜ、さすおにの娘じゃねぇんだよ!普通はそうだろ!
次!モンスターの大群って、なんじゃあああ!!!聞いてねぇよ!俺、一応勇者なのに!
さらに次!国王以上の権力を持つ貴族って何だよ!あれか?神皇だからか!?
さらに次!ロリ吸血鬼女王って完全にクルクルク〇ルの事だろ!もしかして傍らにミ〇とか居なかったよな!?
全部説明しろやあ!」
叫んだ後、和眞は疑問を全て叫んだ。まさに魂の叫び。しかし、そのせいで所々でオタク疑惑がでている。
達也はそんな親友の姿にため息を吐きながらも一つ一つ説明することを決めた。
「んじゃ、説明してやるよ。
ひとつ目、神皇なのは本当。ほら、このステータス見ろ……「あ。マジだ。でも、まあ、元々人外だったから今更か。なんで、さっき俺は驚いたんだろ?」………さりげに酷いなお前。まあ、信じてくれたならいい。
二つ目、ダンジョンのモンスターのレベルは最上部で平均300、ボスの終〇セラ……じゃなくて裏切乃熾天使って奴はレベル999999999999999999だったな。
三つ目、妹=さすおにで考えるな。それにアイリスは俺と同じ神族だぞ。
四つ目、理由は被害で出なかったから連絡が行かなかった。よかったな引きニートできて。
五つ目、はっきり言ってその通り。
六つ目、〇カは居なかったけど、女王はク〇ルちゃんに似てた。それと、似てるといえばエレーナの兄貴のエルドはAUOに似てたぞ。
これでいいか?」
「もう、いいよ」
達也の答えに和眞は疲れた声で返した。美乃はいまだにさすおにを見ている。ちょうど、一〇が負けたところだ。
そして、そこで今日はお開きとなり、和眞達は客間へと案内され。達也はトレーニングルームに向かった。
その夜、和眞と美乃の部屋では嬌声その他が響いていたのだが、それは別の話。達也が知らなかったとはいえ、ふざけてスッポンドリンクを転送したせいでさらに激しくなったのも別の話だ。
因みにその頃達也はトレーニングルームで一人、素振りやら筋トレやら模擬戦やらをやっていた。
夜の運動でも全く違うものだ。
それと、余談だが、達也の体脂肪率は6%ほどだ。




