第5話 世界創造神の趣味とタツヤ
「やべぇな」
タツヤは落ちながら呟いた。その声は焦りもなくただただ落ち着いていた。そのタツヤの体は佐藤の魔法により背中を切られていた。
「意識も…………はっきりしないな」
どれだけの時間が経っただろうか。数分かもしかしたら数秒かも知れない。タツヤの意識はあるにはあるがもうすぐ失いそうだった。
光が見えた。タツヤの眼下には湖が見える。タツヤは湖に向かって一直線に落ちていった。そしてタツヤは湖に叩き…………………つけられなかった。
タツヤは湖に落ちる直前に減速したように感じた。
「なんで生きてんだ………俺」
それを不思議に思いながらも湖から出たタツヤはそこで意識を失った。
〓アースル神界〓
「タツヤがやられたァァァァァァァァァァァアアアアァァァァ!!!!!!!」
タツヤが光輝と佐藤の魔法をくらった瞬間地球の神々の絶叫が異世界の神界に響きわたった。
「ジジイッ!!タツヤに浮遊の魔法掛けろ!!あと回復!やらねぇとジジイのお宝のAV叩き割るからな!!!」
「わ、わかった!!だからユースケ君(犬)の事は助けてくれ!!!!」
「早くしろ!タツヤが湖に叩き付けられそうになってんだろうが!!!!」
「わかっておる!!《浮遊》…………よし、つぎは《回復》。これでよいじゃろう?」
「助かった!!」
タツヤは神々のこんなやりとりにより助かった。




