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第11話 ヤバい馬、そして………

第1章第7話を修正しました。

 モフモフ

 モフモフ

 モフモフ

「クゥーン」

「グハァ!」


 愚者の深淵第1000階層ボス部屋………では無くタツヤの家。そこではタツヤが十六夜をモフモフしてその可愛さにダメージを受けているところだった。その心は「可愛すぎる!!」との事だ。まあ、兎に角タツヤがボス『裏切乃熾天使トゥレチェリーセラフィム』を倒してから2日が経っている。やっていた事はずっと十六夜を愛でる事と何故かマントを作る事だった。



 翌日


 遂にタツヤは旅立つ。十六夜はスキルで小さくなってタツヤの頭に乗っていた。可愛い。


 まあ、兎に角タツヤはダンジョンを脱出しようとした。しかしそこで重大な事に気付く。


「ドロップ品プリィィィィィズ!!!!」


 そう、あの頭のおかしいレベルのモンスターのドロップ品を手に入れていなかったのだ。この後暫く探し続けたのだが見付からなかった。それもそのはず奴のドロップ品=ダンジョンの秘宝なのだから。


 タツヤは失意のまま部屋の奥の扉を潜り抜けた。そしてそのさきに有ったのは直径80㎝ほどのダンジョンの核とよばれる『迷魔核石』と無駄にデカイ宝箱だった。タツヤは宝箱に近付くと躊躇いなく蓋をあけた。その中に入っていた物は………ミスリル、アダマンタイト、オリハルコン、ヒヒイロカネが全て10トン、そして……


 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 卵『災厄馬ディザスターホース

 ランク測定不可能


 魔力を込めると早く産まれる。普通なら卵から育てればその者になつくが災厄馬ディザスターホース等はその例に漏れる。

 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□


 馬の卵だった。


「馬って卵から産まれるの!?」


 タツヤは叫ぶ。まあ、それは置いておくとしてタツヤはユグドラシル先生に災厄馬ディザスターホースの事を教えて貰った。


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 災厄馬ディザスターホース


 全身が黒く美しい体をもつ馬。そこそこ大きい。乗り心地がよい。基本的に色々な事に無関心だが、決めた相手には忠実で裏切らない。雑食。名の災厄とは人では無くモンスターに対してであり只の馬だと思って攻撃を仕掛けたモンスターは容赦なく殺られる。人類からは守護馬と呼ばれ、一部の地域では崇拝されている。討伐ランクは測定不可能。魔法を使う。今まで確認されたのは各世界で1体。アースルでは未だに確認されていなかった。

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「マジですか。神よ、これは一体何なのでしょうか?って俺も神だったわ!………魔力と神力込めるか」


 タツヤは神に問い掛けてから十六夜の卵と同じく魔力と神力を災厄馬ディザスターホースの卵に込め始めた。



 30分後、卵から黒い馬……では無く黒い体に金の鬣と尾を持つ馬が出てきた。その後数秒で成体に成った。


「助けて!ユグドラシル先生」


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 超越神乃災厄騎馬トランセンダンスディザスターホース


 新種。超越神タツヤの魔力と神力を吸収して育った。タツヤ大好き。特殊スキル【世界乃崩壊反対えいきょうをなくそう】を何故か所持している。

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「またか。眷属になるか?」

 コクコク


 タツヤはまた眷属化をした。馬の名前は『神楽』になった。タツヤは『夢幻鉱石』やその他素材を使い、頭絡、鞍、鐙を造り神楽に装備させた。因みに最後にしっかりと『迷魔核石』を採っておいた。アースルのダンジョンの核は採取してもそのダンジョンが無くなることはない。


 翌日


 タツヤは迷魔核石の置いてあった部屋にいた。そして魔法陣が浮き上がり………


「さあ、冒険の始まりだ。邪魔する奴は容赦しねえ。やりたい事をやらせてもらう」


 タツヤは愚者の深淵から姿を消した。



 神崎達也、ランク測定不可能ダンジョン『愚者の深淵』攻略完了。


 神崎達也レベル999999999999999999。表示不可能まであと1レベル。

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