プロローグ
こんにちわ!はじめましての方ははじめまして!玉鋼バンブーです。まだまだ拙い作品ですが読んでいただけると幸いです。
「異世界転生~チートで異世界を楽しめ~」という別作品も投稿しているのでよろしかったらそちらもどうぞよろしくお願いいたします!
〓???~3500年前~〓
「これで終わりだ!!魔王!」
「甘いな神皇よ!我はこれくらいで死にはせぬ!さて、こちらの番だ!絶望を知れ神皇!!!」
「ぐっ!グァァァァァァァ!!」
「フハハハ!これで終わりだ!!神皇!」
「クソ!これは使いたく無かったんだがな!」
神皇と呼ばれた男は魔王に瓶を投げつけた。その瓶が割れ中身が魔王に掛かる。
「これがどうした!神皇!!死ねぇぇ!!」
「《封印》!グァァァァァァァ!」
「グァァァァァァァ!!!!!」
魔王の攻撃が神皇に当たる直前神皇は《封印》と呟いた。そして魔王の攻撃が当り神皇は絶命した。その瞬間魔王が金色の光に包まれた。
こうして魔王は封印されたのだった。
◇◇◇◇◇
〓???〓
「勇者召喚の準備は進んでいるか?」
「はい。お父様」
「そうか。召喚される勇者方には申し訳無いがこれも世界を救うためだ。全て終わったら罰でも何でも受けるとする」
「お父様………」
◇◇◇◇◇
高校の体育館裏、そこには4人の男がいた。1人は殴られ、蹴られ、3人は1人を殴り蹴っていた。
「オラッ!死ねや!」
「…………」
「何か言えや!ゴミ!」
「…………」
「チッ!シラケた。行くぞお前ら」
そう言うと3人――佐藤と加島と我妻は去っていった。その場に残された1人――神崎達也は制服に付いた土を払っていた。
「神崎君?どうしたのそれ!?」
達也が土を払っていると1人の女子生徒が近づいてきた。
「篠崎。いつもと同じだよ」
篠崎柚葉。美人でスタイルも良く性格も良く、さらに学力も上位で学園三大女神と呼ばれる生徒だ。
「いつもと同じって……、また佐藤君達に?」
「ああ」
「ああ、じゃないよ!それで怪我は無いの?」
「無い」
「そう。…………神崎君、何でやり返さないの?神崎君は佐藤君達より強いよね?」
「そうだな。でも無理。俺がやってる事はスポーツとしての武術とかと違って相手を殺す事だけに特化した武術だから殺す可能性がある。それにやり返さなくてもたった3年でアイツらとはサヨナラだから気にする事は無いよ」
「そう……。でも辛くなったら誰かに相談する事も大切だよ?」
「そうならないようにするよ」
達也と柚葉は並んで歩きながら教室に戻った。
教室に入った達也を待っていたのは女子生徒からのちょっと熱っぽい視線と男子からの殺意と嫉妬のこもった視線だった。
達也の容姿は良くも悪くも目立つのだ。その容姿全てが人とは思えないほど整い過ぎているというのもそうだが成績も良いというから本当に人間?と疑いたくなる。そして最も目立っ理由がある。それは……
「やあ、達也君」
「こんにちわ達也君」
この二人のせいだ。学園三大女神の残り二人。先に達也に返事したのが風紀委員長の坂崎真奈、次に挨拶したのが生徒会長の忍野雪姫だ。
達也が虐めをうけている理由でもある。要するに達也が虐められているのはただの嫉妬というわけだ。
閑話休題
達也は一年の教室に三年の二人がいる事を疑問に思った。何か用があるときはいつもならメールをしてくるからだ。
「真奈先輩、雪姫先輩なんでいる「おい!ドアが開かねぇぞ!?」
達也が二人に問い掛けようとしたときそう声がさえぎった。
「嘘つくなよ、開くだろ?……あれ、本当に開かねぇぞ!?」
「嘘だろ!?何だよなんで開かねぇんだよ!」
教室がパニックになる。
そして教室の床にラノベやアニメで良く見る魔法陣の様な物が浮かび上がった。そしてそれが光を放った。
そして光がおさまった時教室には誰も居なかった。そしてこの教室にいた生徒の事を覚えている者は居なくなった。
◇◇◇◇◇
『ガードマジック発動。
対象、異世界人 タツヤ・カンザキ
対象の能力の発現、覚醒ステータスを抹消。
エラー発生。抹消は不可。封印に切り替え。
封印成功。
エラー発生。対象の封印履歴を削除。初期化。ガードマジック待機中。
履歴 抹消数 0
封印数 0
発動数 0』