第11話 お勉強してストレッチ、褒められて蕩けちゃう1♡
「ただいまー」
「おかえりー。ご飯出来たら呼ぶから、やることやったら、早くお風呂入っちゃってー」
「はーい」
私は玄関のドアを閉め、軽やかに靴を脱いで、まっすぐ自室へと向かう。
リビングでは、仕事から帰ってきた母親が手際よく夕食の支度をしている音がする。
家の匂い、炒め油と醤油の香りが混じる空気を背に、自分の部屋のドアを閉めた。
制服を脱ぐと、さらりとした柔らかな綿のTシャツに、ラフなショートパンツへと着替える。
生地が素肌に触れた瞬間、ひやりとした心地よさのあとに、じんわりとした熱が残る。
胸元に落ちる布の柔らかさが、肌を押し包み、脚にかかる裾が揺れるたび、太ももの内側まで空気が流れ込んでいく。
肩のラインは露わで、少し前かがみになると鎖骨のくぼみが浮かび上がる。
胸の膨らみは布越しに柔らかく押さえ込まれて、それでも丸みを隠しきれない。
ショートパンツの裾から覗く太ももは白く、光を反射して艶やかに見える。
机に向かい、課題を広げる。
シャープペンの芯が紙を走る音が、静かな部屋にかすかに響く。
ノートの白が目に馴染んだと思ったら白く溶け込んでいき、集中と揺らぎの狭間で、すぐに頭の奥の方から別の声が混じりはじめた。
──「白鳥さんは勉強も出来て凄いよね」
──「白鳥さん、今度のテストは負けないから」
──「沙織、私にも勉強教えてよ」
同じクラスの女の子たちの笑顔と声。
教室で耳にした、ほんの何気ない褒め言葉。
けれど今は、それらが遠くの記憶ではなく、耳の奥に直接囁き込まれているように鮮明に蘇る。
「んっ……♡」
思わず、ペンを握る指先が震える♡
胸の奥に、熱がふっと灯り、そこからじんわりと広がっていく♡♡
褒め言葉のひとつひとつが、身体の内側を優しく撫でる指先みたいに感じられる♡
「すごいね」──その言葉が耳の奥から首筋へ伝い、背中にぞくぞくとした快感を走らせる♡♡
「教えてよ」──その響きが胸を押し上げ、乳房の奥で熱を生んでしまう♡♡♡
頭の中に柔らかく差し込む声は、まるで熱を帯びた吐息のようで、思考を蕩けさせてしまう♡♡♡
「……あぁ……♡ なんで、こんなに……気持ちいいの……♡」
知らず口からこぼれる声♡
熱の奔流に包まれたように、ペンを持つ手が制御できなくなり、線がノートの上で乱れてしまう♡♡
『私は白鳥さんが一番可愛くて、綺麗だと思う』
由梨ちゃんの言葉が、頭の中にふっと浮かんだ。
その瞬間、浮ついた意識が少し現実に戻る。
でも、それはただの鎮静ではなく、心臓を強く締めつける甘やかな鎖。
……あれから、由梨ちゃんはどうしたんだろう。
きっと、彼氏と仲良く帰ったはず。
帰り際に彼へ向けた、あの柔らかい笑顔。
だけど、その裏で──彼氏が自分に向けてきたいやらしい視線。
すべてがぐちゃぐちゃに絡まって、胸の奥でざわめきを起こす。
ピコン──。
机の上のスマホが小さく震え、光った。
画面に浮かんだ名前は「坂尾由梨」。
「っ……」
心臓がひとつ、大きく跳ねる。
⸻
LINE
由梨
今日は相談聞いてくれて、ありがと
沙織ちゃんとお話し出来て楽しかったです
沙織
全然。私も由梨ちゃんと話せて楽しかったよ
少しは力になれたかな?
由梨
うん、話してスッキリした
さすがは「恋愛相談といえば”白鳥沙織”」でした
沙織
えー、そんなことないよ
由梨ちゃんが素直に話してくれたからだよ
⸻
何回かやり取りして、スマホを机に置く。
けれど彼女の言葉はすぐには消えず、甘く頭の中に反響し続けた♡
「楽しかった」「スッキリした」──そのひとつひとつが、全身を撫でるように響き、ペンを持つ指をふるわせる♡♡
胸の奥がじんわりと熱を帯び、背筋を伝ってぞくぞくとした波が走る♡
喉の奥から、小さく甘い吐息が漏れた♡♡
「ん……ぁ……♡」
ただの文字のやりとりなのに、由梨ちゃんの声がすぐ耳元で囁いているみたいで、心臓がとろけるほど跳ねてしまう♡♡♡
思考の隙間に、淡いしびれが入り込み、身体の芯をじゅわっと蕩かしていく♡
手首から肩、胸元からお腹まで、じんじんと痺れるような快感が広がって、まともにペンを持っていられない♡♡
「やだ……こんなの……♡」
自分で自分を抱きしめたくなるような、甘い恥ずかしさに、どうしようもなく心が揺さぶられる♡♡♡
──会いたい……会いたいっ……由梨ちゃん……会いたいの……♡
あぁ……胸の奥がじゅわってなって……幸せなのに苦しい……♡
脳がしゅわしゅわって泡立って……会いたくて……♡震えちゃう……♡
改めて課題へと向き直す。
でも、頭の中にはもう数字や文字だけじゃなく、女の子たちの声が入り込んでくる。
「可愛いね……」
「沙織ちゃんが一番……」
囁きが額の裏からすべり込み、脳の奥をそっと撫でてくる♡
甘い波がじんわりと広がり、思考はとろける蜜に浸されていく♡♡
書かれる文字も、解かれる数字も、すべてがその囁きと結びついて、深く深く、記憶に刻まれていった♡♡♡
「……ふぁ……♡ だめ……こんなのじゃ……」
声を漏らしながらも、手は止められない♡
ペン先が走るたびに「すごいね」「えらいね」と 褒める声が、耳の奥から胸の奥へ、痺れるみたいに降り注ぐ♡♡
まるで褒められるほど快感が強くなっていくみたいで、心臓まで蕩けてしまいそう♡♡♡
「もっと聞かせて……もっと……」
机の前にいるはずなのに、もう現実の境界は曖昧で♡
勉強と快楽と女の子たちの囁きが、ぐるぐると溶け合っていく♡♡
ノートに書かれた一文字ごとに、優しい声が重なって──忘れられないほど鮮明に、心と記憶へ刻み込まれていく♡♡♡
世界は机の上だけなのに、その中身は夢のように甘く広がっていた♡
課題を終えると、沙織はヨガマットを広げた。
そのまま仰向けになり、両手を胸の上に軽く添え、腹筋を始める。
上体を起こすたび、Tシャツの裾がわずかにずれてお腹が覗く。
腹の奥に力が入るたび、へその下がぴくんと反応してしまう♡
じわりと汗が浮かび、その一滴一滴がすべるように下腹へと伝っていく♡♡
「……んっ♡」小さく声が漏れ、呼吸のたびに柔らかな谷間が上下に揺れた♡
女の子達に求められるため、理想の女の子でいるために、欠かせない大事な日課♡♡
だけど、身体を動かせば動かすほど、ただのトレーニング以上の感覚が混ざりはじめていた♡♡♡
上体を起こすたびに、お腹の奥でクラスの女の子たちの存在がふっと触れる♡
──「白鳥さんのスタイル、めっちゃ素敵」
──「エロいというか、綺麗。もはや芸術品」
──「もうモデルじゃん。沙織なら表紙飾れるよ」
その言葉は胸の奥に直接落ちて、内臓を撫でられるような熱を生む♡
「んっ……♡」小さな声が勝手に洩れ、指先まで痺れるような感覚に震えた♡♡
下腹部にかかる重みや圧が、まるで彼女たちが内側から抱きしめてくるように感じられる♡
「すごいよ」「がんばってるね」──そんな囁きが下腹の奥に染み込んで、温かく、とろとろにとろけていく♡♡
苦しさよりも、褒められる甘さが勝ってしまい、胸の奥まで熱が広がる♡♡♡
「はぁ……♡ がんばってるの、えらい……?」
自分でそう呟いた瞬間、胸の奥で何かが弾けた♡
その言葉が、自分の声なのに他の女の子の囁きみたいに響いて、心臓の内側を直接撫でてくる♡♡
どくん、どくん──鼓動が早鐘みたいに打ち鳴らされ、血が一気に全身へ駆け抜ける♡
胸の奥は熱でじゅわっと満たされ、下腹まで火が移って、じんじんと痺れるように疼き始める♡♡
「ん……♡ あぁ……♡」
言葉にしただけなのに、褒められる快感が自分の中で増幅して、息が勝手に甘く震える♡
まるで女の子たちの声が全員で重なって「えらいね」「可愛いよ」って褒め続けてくれてるみたいで──胸の奥からとろけて、身体が勝手に求めてしまう♡♡
はぁ……っ、きもち……い……♡ わたし……がんば……るね……♡
もっと頑張るから……♡いっぱい注いで欲しいの……♡
もっと気持ちいの……♡ちょうだい……♡




