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 ……ずっと同じ姿勢で座らされているはずだ。

 でも、何も見えないし、何も感じない。


 あぁ、つまんね。

 超常現象か何かに巻き込まれたのかと思ったら、これか?

 やっぱり、いつもの店に行けばよかった。

 なんにもできない。退屈だ。


 ……でも、なんとなくわかってきた。

 確かに“俺の何か”が流れ出てるんだ。


 その感覚に気づいてからは、少し面白くなってきた。

 自分の体を動かすんじゃなくて、誰かの夢の中でやりたい放題できる感じ。


 川の源流に俺がいて、そこから枝分かれした水脈が広がっていく。

 細い太いが流れにはあって、太い流れなら俺は干渉できる。

 その先が夢だったり──あるいは、スポーツ選手の「ゾーン」みたいな集中状態に繋がっていたりする。


たぶん俺の流れ出した感覚と選手の感覚が合わさることでゾーンが起こっているだろうな。だから俺のおかげでスポーツ選手はゾーンに入っているわけだ。


 俺の好きなバスケのNBA選手にも“俺の何か”が流れ込んでいて、一緒にプレーしている感覚を味わえる。ファンとしては最高だ。世界で俺だけが許された特等席だと思うと、ちょっと嬉しい。


 ……けど、ふと考えてしまう。

 現実の俺は、どうなっているんだろうって。

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