苦しみとの対話④
1000文字エッセイシリーズ
苦しみとの対話④
人生は苦しいものだ。
そう悟って、またそこから始める。
享楽とともに生きてきた。
僕はフラフラとボウフラのように生きてきたのだ。
そして、どうにもならなくなって、ベッドの中で天井を眺めて、死を願いながらそれでも死ねなかった。
天井を眺める。
苦しみと共に。
天井には何もなく。僕は時間が過ぎることだけを願っていた。
そんな経験をして、ふとした瞬間、人生が動き出した。
始まったのだ。歓喜に満ちて、またここから抜け出して世界を感じなければならないのか。
苦悩と憂鬱の中。
ベッドで天井を眺めていた日々は終わった。
人生は苦悩の連続だ。
そう悟って、またそこからスタートして。
全てを悟って、全てを受け流して。
理想なんて僕にはないのだ。
僕は生きていたくもないし、死んでしまいたくもない。
ただ、何かを。何かをしたいのだ。
そう思って。
ただ、天井を眺めていた日々。病に苦しみ眺めていた日々。
実はもっとも充実していた日々だったのではないか。どこかでそう感じてしまう。
天井には何もなく。
僕の人生は完全に積んでしまっていた。
積んでしまった人生。
もう、僕は復活しないだろうと思っていた。
しかし、神は復活しろと僕に云い、悪魔の囁きとともに僕は復活することになったのだ。
生きている。生きている。生きている。
生きている。
生きている。
生きている。
ああ、世界も自分も終わったわけではない。
そう感じて、ベッドの中から抜け出し。
世界を感じて。
苦悩はどこから来るのか?
苦しみから抜け出すことは可能なのか?
なぜ、僕はここまで苦しんでいるのか?
誰かに虐められているのか?世界か。
ああ。
きっと、これは普遍的なものなのかもしれない。
誰もが苦しみを感じて、虚無を抱いているのだ。
そう悟って、全てを悟って。
理想を。
願望を。
僕は抱くことを。
ただ、僕は生きている。生きているから苦しみを感じているのだ。




