表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/11

第1話 ストリートレーサー

「んで、パトカーの装備にEMPが装備されていて、逃げ切れなかったと」

「うん、そうなの。」

「とうとう警察もストリートレーサーに対抗し始めたか。」

こっちも策を練らないといけない時がきたか。

わかってはいたけど、よりによって今頃かよ!

「こっちもスパイクベルトとかEMPを装備するとしよう。 こっちだって受け身ばかりしていても意味ないから」

「そうだね、そうしよう」

「そういえば、お姉ちゃん借金額ってどれくらい?」

「ええと確か、その紙に書いているはず。」

「何々借金25万$!!」

「しかも、リクのスピード違反とかの罰金がこれ」

「ええと、40万$!!」

計65万$かよ!

っていうことは、結構な額じゃん。

「チューニングショップの売り上げはまだ全然なのに」

「明日から借金返納していこ」

「そうだね」

そんじゃ、ショップを開店するか

「じゃあ、第4ガレージにいるからなんかあったら、内線で呼んで」

「分かった」

「あっそういや、姉ちゃん達の新しい車届いたから、後で見に来て。」

「うん、後で来るから」

車いじりをしますか。

注文内容は

Ford Mustang GT

ノーマルの450馬力から870馬力にパワーアップ

EMP 5発装備

スパイクベルト 8発装備

衝撃波 5発装備

装甲付き


うん、これは結構な額を払って貰うか。

EMPと衝撃波付けるってホットパースートしかないじゃん。

後は、警察に見つかった時か。

まあ、最近警察もストリートレーサーを捕まえるために全力でタックルしているらしいからな。

そんな事考えている暇があるなら、作業始めないと。 3万$はするな。後は調達料とか含めると6万$は払って貰うか。

さてと作業作業。

時間は、流れるように過ぎていき、そして、

「完成かな? 後は調整して、引き渡しかな。 ああ、腹減った。飯食いに行こう。」

「リク、飯食べに行くわよ!」

「分かった、片付けてからくるから、先に車に乗ってて」

夕食後

「あれ、Mustng GTがない。」

あれ、大事なお客さんの車でしかも、やっとお得意様ができたと思ったのに!

「リク、ただいま」

「お帰りってどうしたの?」

「ええと、あれ?」

服が濡れている、横に少し破損しているMustang

「姉ちゃん~。なんでMustangが破損しているのかな?」

「リク、どうしたの? !! もしかしてその車、お客さんの?」

「そうだよ!なにやちゃってるの!!」

あっEMP残り弾がない。

しかも、スパイクベルトがほとんどないじゃん。

「姉ちゃん、これはきっちり修理費払ってもらうよ」

「ご、ごめんなさい」

分かってくれるならいいんだけど。

装甲のダメージがヤバい。酷く損傷してるじゃん。

「ええと、修理費3万$」

「そんな大金持ってないよ。」

「大丈夫大丈夫、レースに勝って払って貰うから」

「ひぃ!!」

はあ、ショップ開いて最初のハプニングがこれか。

波乱の幕開けだな。

まあいいか、走って来ようかな。

「ちょっとストレス解消に警察に喧嘩売ってくる。」

「私達も行くわよ。」

「いいよ」

さて、ストレス解消しようと!

ハイウェイにて

「姉ちゃん、警察見つけた!」

よっしゃ、ドついたろ。

「よっしゃ、殺っていくぞ!」

スパイクベルト出して。

「後ろ気をつけてね。」

「ヒット!」

「ナイス!」

15分後、警察をことごとく殺っていき、パトカーが残り2台になった時、警察無線からこう聞こえた。(ストリートレーサーたる者は警察無線を着 信だけできるように改造された無線を使う)

「増援頼む。繰り返す増援頼む。」

「了解、この先のトンネルで待機させる。」

「あれは、ヤバい!」

「なんか知っているのか?」

「あのパトカーは優に400キロを出すモンスターカーだ!」

「まだ、全然走ってないのに!」

「あと5キロだ!」

ふぅ、あともうちょいだな。

このMustangはいいね、安定感のある加速なのに、一気に踏めるぞ!

よし、次のロードブロックがゴールだ!

うん?あれって、あの構えって?

「ヤバイ!タックルされる!」

「させないから!」

そして、俺の横にいたパトカーは物凄い勢いで街路樹に突っ込んだ。

その当たりによって街路樹が倒れた。

「ありがとう姉ちゃん」

「別にどうって事ないわよ。」

「それじゃ、帰るか」

「「「「うん」」」」

帰宅後

「あっ、歩美さん、車なら、シェイクダウンは、終えているので、あとは、点検等をするのでもう少し待っててください。」

「いいわよ、待っとく。」

俺はガレージに戻った

「そういえば、歩美さん」

「何かしら」

「歩美さんってリクの事が好きなんですか?」

「っ!! 何を言ってるの?あなたは!」

「いや、メンテナンスの日じゃないのに、リクのガレージに訪れるなんて人、今まで何人も見てきたので分かるんです。」

「あらそうなの。」

「ええ、全員女性だったのですぐに見分けられました。」

「七海姉ちゃん、ちょいと手伝って!」

「わかった。今行く。あっそうそう、リクはこういうことは物凄く鈍感なので、想いがすぐには伝わるといいですね。」

歩美ちゃんと七海姉ちゃんが後ろで話しているのが、聞こえた。

そして、僕の後ろで七海姉ちゃんのちょっと不吉な笑い声が聞こえた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ