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優縋
優しさに縋りながら
生きるのはやめた
少し冷たいくらいの
時間が今は恋しい
その愛しさは
重荷になるか
その恋しさは
歩みになるか
優しさに恵まれて
生きてきました
少し薄情なぐらいに
時間が過ぎていった
その愛しさは
本当に愛か
その恋しさは
本当に恋か
難しい言葉で
自分を守っても
降りかかる火の粉を
あの子に浴びせても
その優しさは愛か
その愛は本物か
本物の愛とは何だ
何でもいいから愛だ
受け止めてくれる人の
優しさに縋りながら
生きるのをやめたんだ
少しさみしいぐらい
今はなんてことないさ




