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酸素
子供だと思ってた あなたが
みるみる遠退いて いつかは
大人びた微笑みを のこして
遠退いてゆくんだ ここから
大きな空と深呼吸と
過ぎ去ってく毎日を
無駄にしないように
大きな空で深呼吸を
にこにこ笑うその顔
焼き付いて離れない
変わりゆく日々を あなたは
みるみる駆けてく いつしか
大人になりたいと けれども
駆けてくあいだは こどもの
綺麗な瞳と走馬灯と
色褪せてく想い出を
忘れてしまえばいい
綺麗な瞳の走馬灯を
きらきら笑うその顔
焼き付けておきたい
にこにこ笑うその顔
焼き付いて離れない
大きな空で深呼吸を




