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冬解
この作品に限らず、読み方など全然考えずに付けちゃった題名がかなりあります。
わかんねえよ、なんて読むんだよ!と思ってご興味を持ってくださった方はお答えいたします。
温もりに満ちてた
日々を探していたんだ
たとえ鎖で繋ぎとめた
砂漠の自由だとしても
汚れているのは
仕組みや規範じゃない
悲しい過去と醜い未来に
蓋をしたからさ
振り向いても振り向いても
追いすがる絶望に
目を閉じて手を突いて
逃げてゆく今日は冬の終わり
冷たさを感じたのは
日々の暮らしを知ったから
たとえ雨の中力尽きた
ずぶ濡れの理想だとしても
過ぎてゆく過ぎてゆく
見失ったあやまちを
目を逸らし誤魔化して
逃げ出した今日は冬の終わり
それでも
振り向いても振り向いても
追いすがる絶望に
目を閉じて手を突いて
逃げてゆく今日は冬の終わり




