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横断歩行者

嫌いに なるなら

一人で 出てゆく

呪文を 唱えては

誰かを 巻き込む

人には 出てゆく

勇気も ないんだろ


嫌いで いるのは

疲れる ものだろ

自分も いつかは

嫌われ 振り向く

勇気も ないくせに


否定と拒絶で飾り付け

自分で自分の首を絞め

そんな死体を愛してと

自分で自分を晒け出し

選んだ好意と温もりが

お前の脚を飲み込んで

二度と光など届かない

底無し沼が待っている


失敗を よろこぶ

奴らを おそれず

歩いて ゆけるさ

一人で 生きてく

勇気が あるのなら


忘れる 捨て去る

昨日は 昨日だと

戻らず 思い出す

二時間 前の自分

なんて 他人だよと


我慢と美意識を声高に

自分の醜さに酔いしれ

嫌われたくないと常々

心を縛って放り投げて

貴方が拾って下さいと

望んだ答えだけ貪って

間違い探しの始まりは

トモダチ地獄の招待状


言葉を 溜め込み

不満を 押し付け

八当り しながら

嫌いに なれない

自分が 好きだとよ


先回り したって

裏切る 奴はいる

嫌いと ただ汚い

違いが わからず

勝手に 泣くんだよ


何度も何度も電話して

何度も何度もすれ違い

好かれているのを確認

本当は嫌ってて欲しい

その方が楽になるから

その方が何もないから

みんな待っているのさ

誰かに貶められるのを


お前は お前さえ

殺せず 愛せない

明日も 明後日も

同じさ 踏み出す

勇気が 欲しいなら

一人で 出てゆけ

誰かを チラ見ず

約束は できない

保険も 利かない

明日は じぶんで

歩いて ゆくんだよ


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