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星の大河 -漆黒が誘う白銀への道標-  作者: アレの様な何か
第1章:Communication 忘れかけていた杜ト詩
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第一節 『それ』は落ちてきた

元々は、"Schwarzschild"というSFゲームの同人的に始めたのですが、色々あったのと、そのゲームが”もう絶対に終わらないだろう”状態になったので、取り残されたファンの心のケリを付けるために、基本背景イメージを"Schwarzschild"のイメージを継承しつつ、しっちゃかめっちゃかにオリジナルに世界感を再設定して、原型を留めていないモノに変えて、その背景を元にプロットを立てました。その状態で「ここまで変えたらもう一次創作でいいんじゃね?」とダラダラと書いてたモノです(挙げ句にこの本編だけはプロットが長すぎて終わりそうにない)。ただし、作中で立ち位置や設定状況はまるきり違いますが、原型作に出てきた名称をそのまま使っているので、完全にオリジナルとは言えない面もあり、「結局2次創作なのか、1次創作なのか、わからん」という心苦しい作です。クレームが入ったら、またどっかに移転します。色んな意味で実験作。プロットが長すぎるので、とても書き終われると思えない作品ですが、まぁ終わらない作品"Schwarzschild"に取り残された哀れなファンの、滑稽な姿と笑っていただけると上々かと。


2015/11/14 初掲載

2016/08/08 第一次改修


挿絵(By みてみん)


宇宙戦闘艦の通路内で空しい銃撃戦が行われていた。


『中尉っ!もうダメですっ!!』


脱出ポッド区画の前で、前線兵が手にしていた銃を乱射しながら

インターカムに向かって涙声で叫ぶ。

そんな直ぐ側での喧騒を壁越しからも感じながら

脱出ポッド用の連結ポート、その前が隔壁で閉鎖されたブロックで

2人の男が閉じられた隔壁を前に慌てながら作業を続けていた。

作業を続けながらも、部屋の前で通路を死守していた戦闘員の絶叫を聞き、

1人が耳のインターカムを握って叫び返す。


『五月蠅いっ! あと20秒もたせろっ!!』


前線の兵士のインターカムに中尉と呼ばれる男の怒号が返ってきた。

兵士の1人がその返事に涙を流しながら憤怒し、そして奮起する。


「くそっ!!クリーカー共がっ!!

 俺たちのっ! 俺たちの故郷を、返しやがれぇぇっ!!」


「あっ! ミリッシィッ!! 出て行くなっ!」


「五月蠅いっ!! 俺の家族をっ、クリーカーの糞共がぁぁっ!!

 クリーカーのロボット野郎共っ、

 せめてお前等を道連れだ!! ぶち壊れろぉぉっ!!」


前線の通路で戦っていた兵士の1人が、

突然、砲撃の交錯する通路で銃を乱射して突貫し、雄叫びを上げた。


「ミリッシィッ!!!」


後ろの仲間達がその兵士の名前と彼の蛮行に絶叫した。

しかし、彼の万感の思いを込めた突貫も

無慈悲な敵ロボット兵の銃撃にさらされてしまい、彼は蜂の巣となる。


「へへっ!あばよっ!糞世界っ!!」


そうしてガードロボットに撃ち殺されるの承知で、

しかしミリッシィーと呼ばれた男は捨て台詞と共に、

自分の懐にしまっていた手榴弾を爆発させた。

爆発と共に通路内に煙が四散し、そこに居た全ての者の視界を奪う。


『マリルガン軍曹っ!! マリルガン軍曹っ!!』


『中尉っ!! ミリッシィがっ! ミリッシィがっ!!!』


『ブロック開放はまだですかっ!! 中尉っ!!』


前線の兵士達は、戦友が自爆で壁を作って時間稼ぎをするという

壮絶な状況の下でも、弾幕を撃ち続け前線を死守しようとした。

と同時に、この銃撃の終わりをインターカムに問いかける。


中尉と呼ばれた男が

シャッターの前でせわしなく作業をしている男の肩に手をやった。


「メトレ准尉っ! まだかっ!!」


中尉にメトレ准尉と呼ばれた、髪の毛が茶色でそれなりに体躯も良い男は

解析装置を用いて隔壁封鎖を解除しようとしていたのだった。

そしてその作業はようやく終わる。


「終わりましたっ!! コード解析終了っ!開きますっ!」


脱出ポッドの連結ポートを閉鎖していた隔壁が開いていく。


「上出来だっ!!」


その壁が開いていく光景を目にして、中尉の声は明るくなった。

だが同時に、インターカムからの声が狂気の音に変わる。


『中尉っ!! ここも制圧されますっ!!』


その狂気の泣き声を聞いて、さらに怒鳴る中尉。


『多くの犠牲を払って、ここまで来たんだっ!!

 貴様等だけでも、なんとかこのブロックまで撤退しろっ!!』


『そんな事言っても… うわぁぁぁっ!!』


インターカム越しから響く、断末魔の雄叫び。


「まさか、パッカトニー曹長っ!?」


「クライドッ!! 手を休めるなっ!!」


絶叫を耳にして、手を止め立ち上がろうとするメトレ准尉と呼ばれた男。

しかし中尉と呼ばれていた男が体を掴み、力づくで彼を元の場所に戻した。


「しかし曹長がっ!!」


涙目になるクライドと呼ばれた男。

だが中尉はそんなクライド・メトレ准尉の頬を軽く殴って叫んだ。


「曹長はもう助からんっ!!行くだけ無駄だっ!!」


「そんなっ!!」


中尉の絶望的な言葉に騒然となるクライド。

中尉は眉間に皺を寄せながら、クライドの胸ぐらを掴み

そして目の前のコンソールを叩き付けた。


「ここまでの犠牲者を、犬死にで終わらせる気かっ!?

 貴様は貴様の仕事をしろっ!!脱出ポッドの制御を奪えっ!!」


「ちきしょうっ!!」


隔壁が開いた内部に入り、連結ポートに繋がっていた脱出ポッド前に

二人は走って、その脱出ポッドに簡易解析装置を繋いで最後の作業を試みた。

クライドは、瞳から涙を溢れさせ、それでも自分の仕事を投げる事なく、

解析装置のコンソール操作を開始する。


そんな時、ロボットの制圧部隊が、

前線が死守していた最終防衛線を、その場の兵達を殲滅して突破し、

脱出ポッドのあるブロックにまで進入してきたのだった。

無機質な形相でブロックの隅々を一旦眺め、

それが終わると、両腕に仕込まれた銃器で無差別攻撃をし始める。

防衛線を突破された様を見て、中尉も直ぐさま武器を取り、

進入してきた敵ロボット兵に応戦を開始した。


「このブロックを閉じる事はできんのか!?

 弾が防げんぞっ!!

 畜生めっ!! 死ね!クリーカー共ッ!!」


「中尉っ!」


「黙れっ!! ここは俺が死守するから続けろっ!!」


中尉の言葉を受け、蒼白になりながらコンソールを操作するクライド。


「コード解析…

 脱出ポッドのプライマリーを…」


クライドが操作を続ける間も、

中尉は区画の遮蔽物を使って直撃を避けながら、銃撃で応戦する。


「死ね!! 死ねっ!! 屑どもがっ!!

 俺たちの家族を返しやがれっ!!」


心が引き裂かれるような絶叫を耳にしながらクライドは作業を続ける。


「ブロックの制御を奪取っ!!」


クライドは操作を終了させ、中尉に合図を送る。

しかし…


「ガッ!!」


「ジュコフ中尉っ!!」


中尉は攻撃してくるガードロボットに脇腹を撃ち抜かれたのだった。


「ゲートだっ!!」


駆け寄るクライドに中尉が叫ぶ。


「はいっ!!」


クライドは肩を貸し中尉を持ち上げ、脱出ポッドのゲートに引きずっていく。

中尉も接近しようとするロボット達に、牽制の銃を浴びせながら

クライドに引きずられてポッドの方に移動した。


「ジュコフ中尉…」


「へへっ、ここまで来てこれかよ…

 嘘だろ!?認めねぇぜ…」


脱出ポッドに飛び乗るように二人は入り、

そしてクライドはポッドのシャッターを直ぐさま閉める。


「中尉っ!!」


「クライド…」


ポッドの床にジュコフ中尉の血が溢れて、血だまりが出来ていった。

それを見て蒼白になったクライドは、辺りを見回す。


「くそ…何処だ、医療具は…」


震える手つきで慌てながら医療具を探すクライド。

しかしそんな彼をまた殴り、中尉は叫ぶ。


「そんな事はどうでもいい、

 早くポッドを出せっ!!」


「はっ!!」


クライドは殴られた直ぐ後に、行動の優先順位を思い出し

脱出のボタンを殴りつけるように押した。


「中尉しっかりして下さいっ!

 止血剤ですっ!!」


簡易用の医療器具セットを見つけ出し、止血剤を打ち込むクライド。


「ダメだなぁ…こりゃ…

 止まらねぇ……、せっかくここまで生き延びたのに…」


応急措置用の止血剤ではどうにもならない傷を負っていたジュコフ中尉は

自分の流れゆく血を見つめながらそう言って自嘲気味に笑う。


「中尉っ!!」


「糞みてぇな人生だったが…

 最後もこんな糞か…」


苦虫を噛み潰すような顔になって苦笑するジュコフ中尉。


「中尉っ!! 諦めないでっ!!」


クライドはまた瞳から涙をこぼし、ジュコフ中尉の手を握った。


「クライドッ!」


「はいっ!!」


ジュコフ中尉は笑いながらクライドを呼び止めた。


「おめぇは生き延びろ…」


「はっ!?」


驚くべき中尉の言葉に、息をのむクライド。


「お前は本当にダメな奴だったが…

 それでもな…」


「中尉!!」


「おめぇ、何処も似てねぇけどな…

 それでも、俺の息子に似てるんだよ…」


「中尉!?」


ガタガタと手を震わせてジュコフ中尉はクライドの胸ぐらを掴み

そして精一杯の微笑みを浮かべて音を言葉にした。


「いいから、俺の最後の命令を聞け…

 いいか、クライド…

 生き残れ…

 最後の最後まで、醜くても生き残れ…」


言った後に、ガクリと崩れ倒れるジュコフ中尉。

その最期の表情は、不思議と満足そうな顔であった。


「中尉ーー!!!」


そんな目の前の上官の絶命に、クライドは誰も耳にすることのない絶叫を

ポッドの中であげるしかないのであった。





その一部始終の光景を、モニタで見守っていた人間の兵士達が居た。


「おー、あいつ等、脱出ポッドまで逃げだせたぜ?」


「ほーー、よくやりやがったな… あいつ等…」


「畜生ーー、これで俺の掛け金がパーじゃねぇか…

 あの脱出した野郎、許せねぇな… 対宙ビームで殺そうぜ?」


「おいおい、トッティ、それで殺して全滅したんで

 俺の勝ちって言うんじゃねぇだろうな?」


「そんなんじゃねぇよ…

 捕虜を逃がしたら、問題だろ? だから後始末をだな…」


「あのな、ゲームを許可したのは、少佐だぜ?

 そんな、今更どうでもいい捕虜の始末なんざ、めんどくせぇよ…」


「そうだ、そうだ、ほっとけよ、トッティ…

 どうせ、脱出先は廃棄惑星なんだろ?

 幾ばくかばかりの命が延びただけなんだから、

 それが奴らの健闘の賞品って事でいいじゃねぇの?」


「けっ! このゲームは絶対に俺の勝ちだと思ったのに…」


「まぁ、中々、生身の人間対ガードロボットの脱出ゲームってのは

 面白い余興だったな…

 わざと逃がすっていうのが秀逸だった」


「ああ、結構な感動があったな…、

 あいつ等、自分で逃げ出せたと思って必死になっててよ…

 面白くて仕方なかったな…」


「そうだ、そうだ…」


「楽しかった…」


「またやりてぇな…」


「ああ…」


「…………」


「それじゃ、ゲームも終わったんで、そろそろ持ち場に戻るか…」


「そうだな…」


「ちゃんと掛け金、払えよ? トッティ…」


「五月蠅ぇよっ!!」 



そんな会話が、逃げ出した宇宙戦闘艦の監視員の間で交わされていた事など

命がけで脱出劇を図ったクライドには知るよしもない。



そして脱出ポッドは長い時間をかけて、地上に着陸する。


コンソールコンピュータ:

「ワクセイ、E-1012Aぱしゅめせうす、ニ、チャクリクシマシタ

 ガイキ、チョウサチュウ…

 …………

 タイキ、イジョウ…デス…

 ハッチ、ヒラカズ、コノママタイキシマス…」


クライドは中尉の死体を抱えたまま、

冷たい口調で情報を語るコンピュータの声を呆然と聞くしかなかった。









「こりゃぁ、まいったな…」


クライドは宇宙服を着て、一面荒野の大地を見渡し呆然と成る。

中尉の亡骸をなんとか大地に埋葬し、ようやく現状を理解しはじめると、

終わっている自分の現状に途方に暮れた。


「ポッド内の非常食は約1ヶ月…

 大気は生活不能レベル、放射濃度はレベルD…

 ポッドで大気と放射線をなんとか凌ぐとして

 さて、この惑星…」


クライドは、脱出ポッドのコンソールに表示された

惑星の情報を読み取った。


「サファナム星団、クリークス帝国属領イートリオ恒星系

 第4惑星 惑星パシュメセウス

 汎銀河帝国六色革命戦争のおり

 何らかの理由により熱核兵器を使用され廃惑星となる。

 原因不明。

 以後、廃惑星として放置され、帝国でも廃棄宙域として今に至る…と」


クライドはそれを見て、深いため息をつく。


「なんともまぁ…な所に落ちたモンだな…」


周囲を見つめて、見渡す限り風化した地平線に肩を落とすクライド。


「ああ…、俺、死んだな…」


あまりにも冷徹で客観的な事実を前に、クライドはそう呟いた。

敵艦からの掃討攻撃が無い事に違和感を感じていたクライドだったが

この惑星の有様を見て、ようやくその理由が分かった。

ここではポッドで脱出して着陸できても、その後、どうする事も出来ない。

完全に惑星として死んでいる場所なのである。

こんな場所で後1ヶ月以上の生存方法を見つけるのは不可能であった。

この環境では、ただ迫り来る死を、粛々と受け入れるしかない。

それが分かっていたので、敵兵からも見逃されたのだ…。

その事実に頭を抱えるクライド。


「生きろって言われてもな…」


中尉の遺言を思いだし、それを反芻するクライドであったが

1ヶ月の食料で生き延びたとして、

それで数日の飢餓の後、自分は、死に至るのだ。

そんな未来の見えた行為に何の意味があるのだろうか?


この恒星系は敵国の勢力圏であり、

未だクリークス帝国に抵抗を続ける、同盟星国があっても

彼等がここに救助に来るなど、可能性として全くない。


ただ、ここで1ヶ月そこら生き延びて、ここで死ぬ。

それだけしか、今のクライドには未来がない。

それを思ってクライドは、目眩を覚えた。



それでも今、麻痺した頭では、何をしようという気も起きず

とりあえず脱出ポッドの中に戻る。


夜が来て、宇宙服を着てまたポッドの外に出るクライド。

星明かりに照らされた大地で、地面に座って周囲を眺め続けた。

地平線がただ広がるだけの、宇宙放射線に犯されたボロボロの大地。

そして空を見れば、あまりにも宙を埋め尽くすばかりの星の大河。


「ここには何もない…

 ここは全くの荒野だ…」


その悠然たる宇宙と、広大なる大地の様を前にして

クライドの思いは、ただ、宙空の様になるしかなかった。


「廃惑星の上に1人、ただ死を待つばかり…

 それでも不思議だな、恐怖を感じない…」


クライドはそう言って、自嘲気味に笑うしかなかった。

圧倒的な恐怖が心を襲ってもおかしくない状況。

なのに、心は不思議と平静だった。


「まぁ、そりゃそうか…

 我が国の艦隊は全滅、故郷の主星は核攻撃で壊滅…

 そして俺は、今、廃惑星の上にただ1人…

 もう、何も残っていないんだもんな…

 俺の命以外、これ以上、何を失うっていうんだ?」


そう呟いて、死に対して何の恐怖も沸かない自分を理解する。

全てを失った。この見渡す荒野の様に。

そんな生きる理由を無くしている自分が、

今更、何の為に生に執着する必要があるというのか?

それに、これから一ヶ月後にこの命が無くなってしまっても、

銀河には何の影響も無いのが自分である。

生きていようが、死んでいようが、どうでもいい存在。

その運命を儚げに見つめてみるクライド。


「睡眠薬でも飲んで眠るように死ぬか?

 まぁ悪くは無いな…

 無様に生きても、意味なんて無いし…

 はは…、しかし…、それでも…、みんなが…」


この目の前の絶望感に流されて、不意に自殺を考えるクライド。

だが、その思いを少し前の自分が(いさ)める。

母星陥落での全面降伏で戦争捕虜となり

クリークス帝国本土で公開処刑の見世物として輸送されていた航路の中で

何の意味も無く行った武装決起であった。

それでも生き残る為に、逃げ延びる為に、

命を賭して戦った仲間の顔を思い出し、クライドは薄く笑う。


何の意味もない戦い。

何の意味もない行為。

何の意味もない自分達。


それを、そうだと肯定してしまうと、

儚く散っていった仲間達の命が、随分安っぽい感傷に思えてしまい、

だからこそ彼らへの敬意の為に、この運命への反発心が生まれる。

自分達の戦いは無駄では無かった。

そう思いたい。

そう思うからこそ、完全な絶望の前でさえ、

クライドの中で強い生存願望が、生まれては渦巻いていたのだった。


「ま、どうせ1ヶ月後には死んでしまうんだしな…

 それなら、醜く足掻いて生き延びてみるか…

 それが、みんなへのせめてもの手向けだ…

 醜く生きるのに、今更、何の抵抗があるかね?」


そう自分に言い聞かせて、性急に死に近付く事を望む自分に

生きることを諭すクライド。

ただ、見上げる空は、光の海。

あまりにも眩しく輝いているのに、穏やかに広がっていた星の大河。

そんな星々を見つめていると、

何時しか睡魔が襲ってくるのだから、体の対応は不思議だった。

クライドは、どうやら生き延びることに決めた。




『ねぇ、シード、宇宙から人が降ってきたよ…』


(人ですね、姫様…)


『こんな廃惑星に人がやってくるなんてね…』


(物好きもいたものです…)


『そうね…』


(どうやら、ポッドの中で眠りだしたようです…)


『こんな所に、人間…、なんて…

 ねぇ、シード、私、あの人と、お話してみたいな…』


(…………)


『…どうなのかな?』


(姫様の思いのままに…)


『だったら、私、あの人と、お話するわ…』


(…そうですか)


『こんな私だけど、あの人は私をどう思うかしら?』


(それは…、分かりません、姫様、

 でも…、会話はいいものですよ…)


『…うん、そうね…』




これは、"Schwarzschild"という作品に取り残されたファンの、終わらない作品に対する文句を小説形式で表現している様なモノなので、『ある一種の感想文』と、そういうモノだと思って、生暖かく見てくれれば幸いです。作品は完結させるべきですよ、うん。でないと私みたいな困った人が沢山生まれるので…Orz  また、この作品は制作の作業そのものが大規模になりすぎて、手に余ってる作品なので、超遅延進行で進めていく予定です。(設定が未だに、作りきれてないので)


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