断れない契約
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「大きいものって…?」
マフが震える声で聞く。
「わかんない?まんまり大きな声で言えないけどぉー」
魔法動物はニコッと笑ってマフに耳打ちをした。
「政府だよ政府」
「!?」
「この話には国が関わってるんだぁ。今君に選択権がある様に見えてるかもしれないけどこれはほぼ強制なんだ?わかってよ?」
自分より小さいはずの生き物に追い込まれている。
母とはまた違う恐怖を感じた。
「君には素質があるんだー♪でもこっちもね?生きたいと思ってる人は魔法少女にできない暗黙の了解みたいのがあるんだよぉ。だから君みたいな子が死のうと思ってくれてとっても嬉しいんだ♪」
マフはもう断るという選択肢を感じられなくなっていた。
「魔法少女って何するの…?」
「お!やる気になったね?!」
「…やんないって言ったら何されるかわかんないし…」
マフはしぶしぶ了承すると、
「ジャ!契約書にサインしてね!」
と言ってソイツは一枚の紙とボールペンを取り出した
マフはその契約書を受け取ると
仲間にざっと目を通す。
「…命の保障はありません…」
マフは契約書の真ん中に大きく描いてある文字を読みあげる。
「まぁこんな誘いかたしててそんな安全なわけナイヨネー」
「…」
マフは一番下のところにボールペンで名前を書く。
その時手の震えで契約書には穴が空いてしまったが、ソイツは「気にしなくてイイヨー」とヘラヘラしている。
マフのサインを確認したソイツは親指らしきものを立てて。
「はい!契約カンリョーです!僕はこれからパートナーだからよろしくね!名前もつけていいよ。」
「え…名前?」
「うん!その方が呼びやすいでしょ?」
「えぇ…思いつかない…」
ソイツは何も思いつかないマフをじっと見つめてからまたもやヤレヤレと首を振ると、
「じゃぁ僕はカッコよく"ゴンザレス"って呼んでほしいな!」
と、胸らしき所を叩いて言った。
「ご、ゴンザレス?かっこいいかな?」
「え!?カッコいーじゃん!」
「え…じゃぁ…よろしくね…ご、ゴンザレスくん?」
「うん!よろしくー!契約は破棄できないからね!」
「ごんちゃんでいいかな??」
「えー!?カッコよくなーい!」
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