魔法少女になるしかない
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「そう!きみも魔法少女になろう!」
「ぉ、お断りします…」
マフは即座に断った。
そいつはすごく驚いた顔をして「話だけでも聞いてよ!」と駄々をこねる。
「よ、よくわかんないけど、ママに怒られちゃうかもしんないし…」
「ママ?じゃあママさえいなけりゃなってくれるかい??どうせ自殺シヨウと思ってたんだもんね!」
「いや…」
「え?ならないの?ナンデ?」
「だってなんかよくわかんないし…」
「え??」
妙にその一言にマフは圧を感じた。
今度はソイツが何も言わずにジリジリとにじり寄ってくる。
「えっ、ちょっ。わかったわかった!」
「なってくれる??」
「え?いやマ、ママがいなくなっ…たらだけど…」
「ヤッタァ!じゃあ早速なろうよ!」
「え、いやだから聞いてた?ママがいなくなったらだってば!!」
「えー?じゃあ今からなってもらいたいし、最終手段をとろっと!」
そういうとなぜかソイツは首に巻かれた縄をギューっとキツく引っ張った。
「じゃ、また後でねー」
そういうとソイツはいつの間にか忽然といなくたっていた。
「何だったんだろ…あっ」
そこでマフは母から貰ったプリントを終わらせていないことを思い出した。
あわてて机に座ってプリントを解き始めた。
黙々と解き進めていると気づけば外は暗くなっていていつも夜ご飯を食べている時間だった。
(どうしよう!ママにご飯出してもらえなくなっちゃう!)
マフは慌てて階段を駆け降りた。
「ママ!遅くなってごめんなさい!」
ドアを開けながら叫んだ
母の声は返ってこない。
(怒ってるんだ…)
マフはおずおずとキッチンを覗き込んだ。
「あれ…?ママ…」
リビングにもキッチンにも母の姿は見当たらない。
何処かに出かけてるのかと思い、マフは電話をかけた。
前に謝りたいことがあって母がいなかった場合、電話をかけるよう怒鳴られた経験があったからだ。
プルルルルプルルルル
同じ部屋の中で二つコール音がする
(もしかして…スマホ忘れてった?)
音を頼りに、スマホがあろう方に行くとキッチンに置いてある机の下らへんからだった。
床に手をついて、机の下を覗き込んだ瞬間、マフは手からスマホを落とした。
「おかあさ…ん」
そこにあったのはスマホと正気のない目をした母だった。
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