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「ぐぁっ!ガハッ!」
急に息ができなくなる。
首を強く締め付けられるような感覚にマフは何も考えられなくなる。
手にも足にも力が入らず、その場に座り込み、きゅわふぉんは、地面に打ち付けられる。
「ぁあぐぁ!ゔぐっ!」
首元を抑える。しかし何もない。
誰かマフの首を絞めているわけでも、何かが絡まっているわけでもない。
それなのに、ただ苦しい。
だんだん意識が遠のいていく。
そんなマフの脳内には「死」の1文字が浮かんでいた。
「何ぼーっとしてるの!?変身終わったよ!?」
目が覚めると首を絞められる感覚は無くなっていた。
呼吸も普通にできる。
「い、今のは…」
「ほら見て!変身完了!」
ゴンザレスはそう言いながら、近くにあったビルを指差す。
ビルには綺麗なガラスのショーウィンドウが取り付けられており、そこにはマフはの姿が映っていた。
しかし、マフの姿はマフの記憶に無いものに変えられていた。
真っ黒だったはずの髪の毛はきゅわふぉんのような紫色になっていて、おまけに髪型が子供みたいなハーフツインテールになっていた。
それだけならまだいい。
制服だったはずの服は華やかで可愛らしい、ロリータドレスになっていた。
スカートは膝丈ぐらいまである
白レースと紫の布を幾重にも重ね、胸元に大きなリボンと何故かまたアサヒモをあしらった華やかなドレス。オフショルダー風のふくらみ袖とフリルが特徴的で、甘く可愛らしい雰囲気を纏っている。
その姿は誰が見ても、
「ま、魔法少女…」
マフが自分の姿に呆気に取られていると、ゴンザレスは
「ほら!行こう!ゴミどもを成敗してやろう!現地には先輩もいるしね」
と言いながらマフの腕を掴んで走り出した。
「え?先輩?他にもいるの?」
「そりゃあね?いるよ。君今回が初回でしょ?」
進むにつれてて、おそらく例のヤンキーと思われる声が聞こえてくる。
「ほら!ここだね!」
「ここ?」
ゴンザレスが指を差したのは路地裏の少し狭い通路だった。
除くと明らかにヤンキーな男女がギャーギャーと話している。
「うわぁ…」
「ほら!行って!」
ゴンザレスは背中をぐいっと押してくる。
「いやいや丸腰なんだけど!私!」
「あ、そっか忘れてた。」
ゴンザレスは先程マフが落としたきゅわふぉんを手に取ると何やら画面をタップした。
すると今度は長いステッキが出てくる。
全体は細長く、持ち手の部分が紫と白のストライプ模様になっています。
上部には大きな黄色い星があり、その星の横に白い羽のような装飾がついています。
星の下には金色の丸い飾りと相変わらず何故かアサヒモでできたリボンがあり、軸の上下には金色の装飾パーツが付いている。
「ほらこれ持って近づいて!」
ゴンザレスな背中をグイグイと押され、ヤンキーに近付いていく。
途中でヤンキーがこちらに気づき声を掛けてくる。
「なんだ?嬢ちゃん。可愛いなぁ。高校生?」
「何その格好。コスプレー?」
「やべっ、俺好みかもー」
「何アンタきもー」
ヤンキーたちはヘラヘラ笑いながら近づいてきた。
ヤンキーたちはマフの目の前で止まり、マフを見下している。
「今だよ!ステッキを振り上げる。」
ゴンザレスが声に反応し、マフは咄嗟にステッキを高く振り上げる。
「あ?なに?舐めてんの?」
1人のヤンキーがさらに近づいてくる。
「振り下ろせー!」
ゴンザレスの声に合わせてマフはギュッと目をつぶって勢いよくステッキを振り下ろした。
ドゴッ!と音がして、マフは恐る恐る瞼を開く。
ヤンキーの周りは、不可思議なキラキラが舞っていた。
当のヤンキーは、頭から血を流し、白目をむいて倒れ込んだ。
「は?!な、なんだテメー!!」
「よくもやってくれたな!」
ヤンキーは一斉に飛びかかってきた。
しかし、マフにヤンキーの拳やバットが当たることはなかった。
それよりも先にパァン!パァン!と、乾いた音がその場に響いた。
「あっ…」
ヤンキーは次々と倒れていく。
「な、なんで…」
すると路地の奥から人がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
「ちょーっと遅れちゃったけど、間に合ったんじゃない?」
姿を現したのはピンク色の魔法少女だった。
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