変身。
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『ぷるるるるるるるるる』
「ほら出ないと。」
ゴンザレスと着信音に急かされ、鞄の中を漁る。
そこには入れた覚えのない、オモチャみたいなのが入っていた。
見た目はガラケーのようだが、丸っこくて子供みたいな紫色、オモチャにしか見えない。
アサヒモでできたリボンの上におおきなハートの宝石みたいながついている。
「なにこれ…」
「これは、きゅわふぉん!それで魔法少女のお仕事依頼が来るんだ!」
「へ、へぇ」
マフはガラケーもとい、きゅわふぉんを開くと、待ち受けに、電話マークが写されている。
『ピッ』
マフは応答ボタンを押し、耳にきゅわふぉんをあてる。
「もしもし…?」
『もしもしー魔法少女さんですかー?』
「えーっと…はい…」
電話の先はやや高い女性の声だった。
『ヒダマリ区二丁目でヤンキーが大暴れしてるんです!やっちゃってください!』
「…はぁ」
するとゴンザレスが
「はい!魔法少女におまかせください!って言って!」
と小さい声で声を掛けてくる。
「ま、魔法少女にお任せください…」
『じゃっおねがいしまーす』
そういうと、電話は一方的に切れた。
マフはゴンザレスに視線を落とす。
「ねぇ、やっちゃってくださいってどういうこと?」
「それはついてからのお楽しみ!」
そう言うと、ゴンザレスは、きゅわふぉんの画面を指差す。
「ほら!ここ押して!」
マフが画面に目をやるといつのまにか、画面は電話の画面から、変身!と書かれた画面に切り替わっていた。
「これを押すんだよ!」
「う、うん」
マフは促されるまま、変身のボタンを押した。
するときゅわふぉんから「きゅわーん」と音が鳴り、画面が光出した。
そして、その光の眩しさを上回る苦しみが、マフを襲った。
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