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有香里の部屋掃除

今回は掃除をメインに書いてみました

 転校して初めての週末がやって来た。


俺は朝食だけ食べると有香里の部屋に行き襖をノックする。


「おーい掃除するぞ」


すると有香里は


「はーい」


と襖を開ける。


俺は足の踏み場もない汚部屋に入る。


すると


「お願いします」


と有香里は部屋を出る。俺は


「お前も一緒にするんだよ」


と言う。有香里は


「嫌です!」


と玄関に向かって走り出す。


俺は


「こら待て!」


と追いかけるも有香里は玄関を出る。


俺も靴に履き替えて外に出る。


すると有香里はもうかなり遠くに居た。


俺は「有香里待てー」と走る。こうして俺と有香里の追いかけっこが始まった。



踏切を超え川辺を走り坂を駆け上がりついには山の上まで来ていた。


山の上と言っても薬局や酒屋などはある。


そしてはぁはぁはぁ俺は肩で息をしていた。


ここまで走ったのは何年ぶりだろうか?俺は息が荒いながらも有香里に言う。


「有香里、降参だ。俺の負けだ」


すると有香里は


「やったー勝った」


と嬉しそうにしている。まさか俺が同級生に負けるとは。


その後は有香里も潔く降参して一緒に帰って掃除をすると言ってくれた。


帰り道は走ってきた道を歩いていく。


帰りは下り坂なのでまだましだった。


俺は坂を下りながらそういやと有香里に聞く。


「そういや有香里、あれだけ足が速いなら陸上部とか入らないのか?」


すると有香里は


「あぁ確かに入ってもいいかもしれませんね。走りは得意でふから」


俺は


「あぁ、お前が入ったら陸上部のやつらとか喜ぶんじゃねぇか?」


と言う。有香里は


「でも、でも止めときます」


俺は


「何でだよ?」


と聞く。すると有香里は


「だって、部活に入ったら春馬さんの"家庭教師"をする時間無くなっちゃうじゃないでふか」


と俺の方を振り向き微笑みながら言う。俺は思わず見惚れる。それくらいこの時の有香里は可愛くて美しかった。



んじゃ掃除するぞー! と襖を開ける。


すると行く前同様部屋の端にはゴミ袋の山が鎮座して窓際には布団が雑に引かれ、机には化粧品が乱雑に置かれ、入り口すぐの小さな本棚には漫画と文庫本が押し込められ入らなくなった物が散らばっていた。


俺はまずゴミ袋を出そう。


と中に入り有香里と2人がかりでゴミ袋を全て出して玄関の前に仮置きした。


すると一気に部屋が広くなる。


次に俺が着手したのは本棚の整理だった。


本棚の前に散らかった漫画を手に取ると一旦本棚の上に種類順に分ける。


ちなみに散らかっていた漫画には「五等分の彼女」や「宮神さんちの縁結び」「花嫁お借りします」などラブコメや「ドラゴンボーイ」など戦闘物や「ひまわりスケッチ」などの日常物や「けいおんぶ!」や「ぼっち·も·ろっく!」など色んなジャンルがあった。そして本棚に入っていた文庫本には「生徒会長の一存」「響け!吹奏楽」「ソードプレイオンライン」など有名なラノベがあった。


有香里曰く紗月のやつもあるらしい。


俺は本棚を完全に全て出して拭いてからサイズに合わせて入れ直した。


ちなみにその後Gが出るハプニング(あれだけ汚部屋だったから当たり前だが)がありながらも掃除した。

今回も最後までお読み頂きありがとうございます!

今回は有香里の汚部屋掃除を描いてみました。途中には聞き覚えのあるタイトルも出てきたと思います!ではまた明日の更新をお待ちください!

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