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初家庭教師 有香里の数学

今回は有香里の家庭教師の様子を描いてみました

あれから帰った俺は夕飯を終え、俺は部屋である人。


すなわち家庭教師を待っていた。


聞いた話では今日は有香里が教えてくれるらしい。


ちなみに1日は5科目全てやるのは時間的にも俺の頭も保たないので1日1科目ずつやる事になった。


まぁ慣れてきたら1日2科目くらいはやりたいけど。


するとコンコンと襖が叩かれ俺は


「はーい」


と返答する。


すると


「私です、有香里です」


と言い襖が開く。


俺はそれじゃあやるかと机に向き直る。


有香里は


「それじゃあ早速やりましょう!」


とこちらに来て膝立ちをして俺の机を見る。


俺は取り敢えず教科書を出すと学校での授業の最初のページを開き、続けてノートも出して有香里に言われた通りに練習問題を始める。


すると初めて直ぐに有香里が


「あ、そこは掛け算じゃなくて割り算ですよ。春馬さん」


と指摘してくれる。俺は


「そうだったけ?やっぱりごちゃごちゃになってるな。有香里ありがとな」


有香里は


「いえ、取り敢えずこっちは足し算でそっちは掛け算をすると覚えてください」


と手を伸ばして教えてくれる。


うん、教えてくれるのは嬉しいんだけど丸いものが肩に当たってるのがどうしても気になる。


男として。 


ま、まぁそれは置いといて有香里は優しくもキッチリ的確に教えてくれたので勉強が苦手な俺でも直ぐに分かった。



そんな感じで1時間半ほど家庭教師をしてもらった。


流石、教師の娘とだけあって教え方を心得ている感じだ。


何と言うか普通に教室で聞きたいレベルの授業だった。


「よっし。軽く予習も出来たし、今日はとりあえずここまでにしとこっか」


と有香里が後で体を伸ばす。


俺も体の力を抜く。


何だか初めての家庭教師なだけについ体が硬くなってたみたいだ。


俺は有香里に言う。


「ありがとな。こんな俺に勉強を教えてくれて。でも分かりやすかったよ」


有香里は


「そりゃ家庭教師なんだから教えるのは当たり前でしょ。」


ふははと笑って微笑む。


(それに春馬さんと一緒に居たいし…)


俺には聞こえなかったが何かを呟いたように思え俺は


「有香里、何か言ったか?」


と軽く聞いてみる。有香里は


「ううん、何でもなーい」


と明るく言うがその顔はほのかに赤かった。


そして有香里は


「それに…それに上手く教えれてるか心配だったんだよ。だから安心した」


と再び微笑み俺は思わずドキっとする。


なんだろう、学校とかと違って完全に2人きりなのもあるのだろうか?今までに感じたことのない気持ちに俺は驚いていた。


すると


「んじゃ戻るね、また教えにくるし、別に学校とかでも聞いてくれたら答えるから」


俺は


「おう、ありがと」


と言い手を振る。有香里は隙間から手を降ってから襖を閉めて部屋へと歩く足音だけが聞こえた。


今回も最後までお読み頂き本当にありがとうございます!今回は家庭教師の様子を書いてみましたがどうでしたでしょうか?実際自分は家庭教師ではなく塾だったので完全にイメージだけで書いてます。今後も学校の描写と合わせて描いていきます。あと3人の家庭教師姿はどんな感じなのでしょうか?また次回、明日の更新をお楽しみに

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