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四つ子の冬休み

今回はやっと四人も冬休み……かと思ったら

 クリスマスも終わり、あと1週間もすれば冬休みと言う週の火曜日、本来ならば先生達が成績をつけるために休みなのだが、俺と四人は学校へと来ていた。


と言うのも昨日、担任の山本先生から電話がかかってきたのだ。


ズズと有香里のスマホがバイブする。


有香里はスマホを取ると


「学校からだ」


驚いた表情でスマホを操作して電話に出る。


「はい、もしもし」


「あぁ、お前らの担任の山本だ」


「何でしょうか?」


「いや、明日お前らに渡さなくちゃならん物があってな。悪いが明日学校まで来てくれ」


「はい。分かりました」


「あーあと上条にも伝えといてくれるか、アイツにも電話したんだが、出なくてな」


「分かりました」


「じゃあ明日頼むな」


プープー


電話が終わったらしい有香里が言う。


「明日、渡したい物があるから学校に来てくれだって」


「えー何、急に」


「なんだろう?」


花梨と紗月が不思議そうに言う。


「あと、春馬さんにも電話したけど出なかったって言ってたでふよ」


俺はスマホを探してポケットを漁る。


「やべ、部屋に置いてきてる」


「もーそれじゃあスマホの意味無いじゃない」


花梨が呆れた様子で言う。


「すまんすまん」


俺は謝ると有香里に聞く。


「先生はそれ以上、何も言ってなかったのか」


有香里は思い出すように視線を巡らせた後


「うん。明日渡したい物があるから来てくれってだけだったよ」


「そうか」


俺は先生が呼んだ意図が分からずに居た。




時を戻して上履きに履き替えた俺達は階段を上がって職員室に向かう。


職員室へ向かう廊下はいつもと違って人気がなく不思議なくらい静かだ。


コンコンコン


俺は職員室のドアをノックすると、


「1年の上条ですけど、山本先生に呼ばれて来ました」


俺はゆっくりとドアを開ける。


中からは温かい風が流れてくる。


「あぁ、上条と仲川だな、私の机まで来てくれー」


一番奥の机から山本先生が言う。


俺達は温かい職員室に入ると山本先生の机へと向かった。



「えーと上条はこれで、仲川、有香里がこれとこれ、多緖がこれだ」


山本先生は自分の机から取ったプリントの束を俺と有香里と多緖に渡す


「えー、上条には数学、有香里は国語と歴史、多緖には英語の欠点課題が出た」


「欠点課題?」


有香里が訳が分からないと言う顔で聞く。


「あぁ、各学期で35点の評価点が無いと進級でなかないんだが、今課題を渡した三人は足りて無くてな」


「花梨と紗月はギリギリなのも合ったが全て35点以上取れていた」


すると先生は席から立つと、壁際に掛けられた沢山の鍵から一つ外すと俺に渡す。


「今から教室を使ってくれて良いから取り敢えずやれる所までやってくれ」


「分かりました」


「ところで欠点課題は俺達以外にも出てるんですか?」


「ああ、確か日崎にも出てたな。アイツも呼んだのにまだ来てないな」 


先生が呆れたように外を見ている。


アイツなら直ぐに忘れてすっぽかしそうだなと俺も思った。


俺と四人は職員室を出ると教室に向かった。



私、仲川有香里は10枚くらい束になった国語のプリントとにらめっこしていた。ただ直ぐに頭が痛くなって机に突伏する


「こら、アンタが一番多いんだからね」 


多緖に英語を教えていた花梨がこちらを見ると、呆れたように言い放つ。


ちなみに英語は誰が得意と言う訳ではないがまだ出来る方なのが花梨なのだ。


すると花梨は隣の机で読書にふけっていた紗月に言う。


「悪いけど紗月、有香里に国語教えてあげてくれない」


「分かった」


紗月は立ち上がると私の横に座る


「何処が分からないの?」


「最初から」


私は突伏したまま言う


「じゃあ教えるからやっていこうか」


私は顔を上げる


すると春馬さんは自力で数学をやっているのが見えた


私も頑張らなきゃ


私は心に決めてシャーペンを握り直した



こうして春馬を入れた五人は休みを半日返上して

欠点課題を終わらせた(実話)


「うん、大丈夫やね。預かります」


有香里の国語の課題を確認していた山本先生が顔を上げる


「「やったー」」


有香里と紗月が同時に言う


「えーとこれで皆課題は終わったんだっけ」


「はい」


俺は皆を見て言う


「分かりました。これでアンタ達を冬休みに呼び出さなくて良いわね」


「「「「えっ」」」」


「そうそう、もし終わらなかったら冬休み中にも呼び出さそうかな思っててん」


「良かった終わらせて……」


有香里が安堵したように言う


俺達は鍵を返して職員室を出た



「まったく大変だったぜ、夕方まで帰れなかったからな」


次の日俺は教室で日崎と話していた


どうやら俺達が帰ったあと行って欠点課題をやったらしい。


「でもそれは自分のせいなんじゃ」


「いや明らかに真理のやつ俺のだけ増やしてたって!」


「私がなんだってぇ」


気付くと教卓に山本先生が来ていて日崎を睨んでいた


「何でもありません」


「よろしい」


俺が席に戻ると先生は改めて前を見る


「それじゃこれから終業式だから体育館に移動するで」


「出席番号準やで、間違えんなよ」


「はい!」


皆が机から立って後に集まり移動を始めた



体育館に着いた俺達は床に体育座りをして始まるのを待っていた。


「それでは只今から終業式を始めます」


「全校生徒起立!」


「はい!」


体育館に居る全員が立ち上がる


「よろしくお願いします」


「着席」


「ではまず生活指導の西山からの話です」


ここからは割愛するが冬休みの生活についての話があって、校長先生からの話、表彰伝達、解散と言う流れだ。


「よし!皆集まってるな」


山本先生がいつものノリで言う


「はい!」


全員が返事をする


「まぁ、私からはそこまで言う事は無い。ただ校則だけは守って冬休みを過ごすように。以上だ」


「解散」


「やっほー」


教室が一気にざわつき始める


こうして冬休みが始まった

最後までお読み頂きありがとうございます

今回は5人が冬休みに入りました!そして自分は夏休みに入りました。なので今まで以上に小説執筆にも力を入れようと思います

また今回から新作の連載を初めます。

内容は異世界物ですが、普通の異世界物とは少し違います!良ければ読んで頂けると嬉しいです。

ちなみに恋愛用語も入る予定です

では本作も引き続き頑張ります!

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