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家庭教師のお礼 後編

今回は花梨にスポットライトを当てた話です

私、仲川花梨はうちに居候している上条春馬と歩いていた。


今日は春馬が私達の家庭教師のお礼として一緒に出かけようと察そってくれた最後の日、つまり私の番なのだ。


午前中は駅近くの商業施設で買い物をしていた。

そしてお昼を食べてから私と春馬は外を歩いていた。

 

今歩いているのはこの街の中心部で歩道も青緑色と白色の2色のレンガでオシャレに作られている


「花梨、どこまで行く気だ?」


「もうちょっとだ」


私と春馬は大通りから外れて、車が2台並ぶのがやっとなほど狭い道だ。


それから10分ほど歩いて、私と春馬は川岸の公園についた。


「大きな公園だな」


「あぁ恐らくこの街で一番大きな公園だからな」


私と春馬は横断歩道を渡る


「所でここって何と言う公園なんだ?」


「ドラゴンパークだ」


「まぁ私達はドラゴン公園って呼んでるがな」


公園と言っても良くある滑り台とブランコがあるような公園では無く名の通りドラゴンのようにグネグネした青と白い縦に細い穴の空いた壁に上には赤いラインが入っている終点が見えない程の遊具がある。


私達は遊具の中を歩く

中はまるでドラゴンの中を歩くような感じで面白い


私は春馬を見る


春馬は俯いていて何かを思い出そうとしているようだった。


「春馬、どうかしたの?」


「あぁ昔、来たことがあるような気がしてな」


「そうなのか」


私は知っていた


春馬は小さい頃ここに来たことがある事を。


それもそのはずその時、春馬と遊んでいたのは………私だったからだ。


私も最初は忘れていた


だけど春馬と何処に行くか決めている時にたまたまこの公園を見て思い出したのだ。


あれから私達はしばらく公園内を周って、公園の横の河原で休憩していた。


私は夕日に照らされた彼を見る


彼を嫌いになれば四人で争うことは無い


だけど私は春馬の事を嫌いには無れない。それぐらい私は春馬の事が好きだった


「ねぇ、春馬」


「どうした?」


「春馬、ここの川で毎年花火大会やってるのは知ってるわよね」 


「あぁ知ってるが」


「なら、来年の花火大会、私達四人と一緒に行かない?」


私は思わず誘ってしまった


「あぁいいぞ」


私は花火大会に春馬と行けることが決まって嬉しかった


私達は再び駅に戻り電車に乗った


『まもなく四号線から普通電車が発車します。ドアにご注意ください』


とアナウンスが流れて、この市の出身だと言う方の曲が発車メロディとして流れる。何時聞いても癒やされる曲だなと私は思う。


こうして私と春馬を乗せた電車は動き出した




最後までお読み頂きありがとう御座います

今回は花梨がメインの話でした

ちなみに本編に出てきた公園、ドラゴンパークは自分の地元に実在します!あと最後の発車メロディも実在します。基本的に筆者の地元ネタもかなり登場します!

土日の間お休みしてしまいすみませんでした

では次回お楽しみに

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